聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2014]

2014年 06月 13日 (金)

民数記22:1-20
惑わされた預言者バラク

1.祈りによって神様の御旨を知ったバラム(1-14)
 イスラエルが大勢集まって、モアブの草原に宿営すると、モアブの王バラクは、ひどく恐怖を抱きました。彼はすぐに預言者バラムに貢物と人を送って、「イスラエルを呪うように」と求めました。
 その時、バラムは何をしたのでしょうか。彼は、まず祈りによって、神様の御旨を尋ねた後、断固それを拒みました。富と名誉と権力に対する誘惑が来た時、祈りによって、神様の御旨を知り、断固退けることができることは、本当に立派なことです。
2.富と権力に惑わされたバラム(15-20)
 一度、サタンの攻撃を退けたからと言って、気を緩めてはいけません。バラクはもう一度、前よりも位の高い人をバラムに送り、富で惑わしました。サタンの二度目の誘惑に、バラムは惑わされました。彼は話をするまでもなく、彼らを送り返さなければなりませんでしたが、家に泊めてしまいました。そして、神様の御旨が何であるのかをよく知っていながらも、また神様の御旨を求めました。
 神様は、このような彼に、行くようにと言われました。しかし、それは神様が喜ばれることではありませんでした。心の奥底で、神様の御旨に従おうとする気持ちがない時、バラムのようにこの世の誘惑に陥ってしまいます。

祈り:主よ!私の心に、神様の御旨に聞き従おうとする霊的な望みをくださり、どんな甘い誘惑が来ても、妥協せずに退けることができるようにしてください。

一言:あなたは彼らと一緒に行ってはならない



2014年 06月 14日 (土)

民数記22:21-41
預言者バラムをお咎めになった神様

1.ろばに咎められるバラム(21-30)
 バラムが朝、モアブのつかさたちといっしょに出かけると、神様は彼にお怒りになりました。そして、主の使いを遣わせて、道をふさぎました。主の使いが剣を抜いて立っているのを見たろばは、あっちこっち避けようとして、バラムの足にけがを負わせました。すると、バラムは三度もろばを打ちました。神様は、ついにろばの口を開かせ、彼をお咎めになりました。ろばは、生涯変わることなく、主人に仕えましたが、バラムは神様の御旨に逆らって、欲望のまま行なっていました。そうして、話すことのできないろばにまで、咎められる者になりました。神様がご覧になる時、彼は獣にも劣る者でした。
2.バラムの目を開かれた神様(31-41)
 バラムは神様の御旨に従おうとすることより、自分の私利私欲を求めて、霊的な目がくらみました。彼は分別力を失って行動して、主の使いの剣によって、死ぬしかありませんでした。神様は、このような彼を憐れまれ、彼の霊的な目を開かせてくださいました。そのようにして彼は、神様の使いを見て、自分の罪を悟るようになりました。
 神様が啓示の霊をくださる時にだけ、神様のことが分かり、また、自分を発見することができます。神様は、バラムが悔い改めるように、最後まで助けられ、彼の口に御言葉を与え、モアブ王バラクに神様の御心を知らせるように、されました。

祈り:主よ!私が、私利私欲に従っていて、霊的な目が見えなくなりがちです。私のたましいの目を開いてくださり、主の御旨に従うように、助けてください。

一言:私のたましいの目を開いてください


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