聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2014]

2014年 06月 17日 (火)

民数記25:1-18
神様のためにねたんだピネハス

1.みだらなことをし始めたイスラエル(1-5)
 イスラエルがシティム(ヨルダン川東方11㎞支点)にとどまっていた時、モアブの娘たちとみだらなことをし始めました。彼らは、ここで、カナン征服戦争の準備をしなければなりませんでした。しかし、彼らのうち、多くの人が使命を忘れ、情欲に落ち、外国の女たちとみだらなことを始め、彼女たちの神々を拝みました。彼らは情欲を契機として、偶像崇拝の罪を犯させたバラムの策略に陥りました(31:16,黙2:14)。
 情欲は、偶像崇拝の罪を産み、また、パン種のように広がって、神様の教会を無力にする力があります。神様は、みだらなことを行なった者を、公開的に根絶やしにするように、と命じられました(4,5)。みだらなことは、神様の御怒りを引き起こす、恐ろしい罪です。
2.神様のねたみで、ねたんだピネハス(6-18)
 神様は、罪を犯したイスラエルを疫病で打たれました。それによって、民たちは会見の天幕の入口で泣いていました。ところが、その時、一人の族長が外国の女を連れてやって来ました。それを見て怒った祭司ピネハスは手に槍を持って、あとを追い、二人を殺しました。すると、疫病がやみました。
 神様に向けられたピネハスの愛と、熱心さが神様を満足させ、多くのいのちを生かしました。神様のためのねたむ愛は、大きな命の御業を成し遂げました(13)。神様は、このような人を喜ばれ、その人と、その子孫に、永遠に祭司職をくださいました。

祈り:主よ!この地に、情欲のパン種が恐ろしくはびこっています。私に、霊的な怒りをくださり、それと戦えるようにしてください。

一言:神様のためのねたみ


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