聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2014]

2014年 06月 18日 (水)

民数記27:1-11
ツェロフハデの娘たちに相続地をお与えになった神様

1.「所有地をください」と訴えるツェロフハデの娘たち(1-4)
 26章で、神様は、人口調査を通して、イスラエルがその数に従って、カナンの地を分けるように準備をさせました(26:53,54)。ところが、成人の男だけが数えられたために、女たちには所有地がありませんでした。それで父親を失った四人のツェロフハデの娘たちは、神様がお与えになる相続地を得ることができませんでした。しかし、彼女たちは絶望しませんでした。彼女たちは、モーセと祭司と族長たちの前に立って、父の名前で所有地を与えてください、と頼みました(4)。彼女たちは、父親の名前を系図から消さないようにしました。また、神様がお与えになった相続地を得ることによって、神様の民の地位を失わないようにしました。また、神様の約束の地を慕い求め、所有することを願いました。このような聖なる願いのために、彼女たちは慣習を壊し、大胆に神様に進み出ることができました。
2.彼女たちの願いを聞いてくださった神様(5-11)
 ツェロフハデの娘たちの願いを聞いてくださった神様は、「彼女たちの言い分は正しい」と認め、「その相続地を娘に渡しなさい。」と言われました。神様は、彼女たちの霊的な望みを喜ばれ、彼女たちに、父親の名前で相続地を得させてくださいました。さらに進んで、相続地を受け継がせるように、女の相続法と親族の相続までも完備してくださいました。神様は、ふさわしい要求であれば、誰の要求であっても、聞いてくださる恵みある方です。

祈り:主よ!資格のない者の要求も聞いてくださる恵みの神様を賛美します。私にも、天の御国の相続地をください。

一言:ふさわしい要求を聞いてくださる神様



2014年 06月 19日 (木)

民数記27:12-23
ヨシュアを新しい指導者としてお立てになった神様

1.最後まで民を愛するモーセ(12-17)
 神様はモーセに言われました。「アバリム山に登って行き、カナンの地を見た後に、あなたの民に加えられる。」神様がこのようにされたのは、モーセがメリバテで、神様を聖なる者としなかったからです(20:12)。去る四十年間、全ての十字架を担い、忠実に民たちに仕えて来たモーセに、一度のあやまちのために、このようにされるのは、あまりにもひどいことのように思えます。しかし、モーセはこの御言葉を聞いて、寂しくなったり、悲しくなったりせず、むしろ民たちが羊飼いのいない羊のようにならないように、彼らのうちに羊飼いを立ててくださるように、祈りました(17)。彼は、自分だけの栄光よりも、民たちの将来のことを考える良い牧者です。
2.ヨシュアをお立てになった神様(18-23)
 神様はモーセの祈りを聞かれ、神様の霊の宿っているヨシュアを、その後継者として立てるように、言われました。ヨシュアは聖霊に満たされた人でした。霊的な指導者の最初の条件は、人間的な力ではなく、聖霊に満たされていることです。モーセは、神様の御言葉通りに、ヨシュアを後継者として立て、全ての環境を備えておきました。彼は、最後まで、神様と神様の民に忠実でした。神様は、ご自分の民をカナンまで導くのはモーセ、カナンを征服するためにはヨシュアを、指導者としてお立てになりました。神様は、時代と御業に従って、みずから用いられる人を立てて、その御旨を成し遂げて行かれます。

祈り:主よ!モーセの指導者像を学びます。私が新しい時代に、主に用いられる聖霊に満たされた指導者に成長できるように、助けてください。

一言:兄弟のための羊飼い、聖霊に満たされた指導者


<<(1)    前のページ(20)    21    次のページ(22)    (22)>>

聖書別日ごとの糧