聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2014]

2014年 06月 20日 (金)

民数記32:1-27
兄弟の意気をくじいてはならない

1.ルベン族とガド族を咎めるモーセ(1-15)
 ルベン族とガド族はヨルダン川の東側の地を見て、その地が家畜に適した場所であったので、ヨルダン川を渡らずに、その地を所有地としてください、と頼みました。彼らは、全部族が力を合わせて神様が命じられたカナン征服の使命を果たすべき時に、自分の部族の利益だけを求めようとしました。
 モーセは、彼らの行動が、カナン征服戦争を目前に控えた同族たちの意気をくじいて、神様がお与えになったカナン征服の使命を断念させる大きな罪になることを指摘し、彼ら部族のエゴイズムを厳しく咎めました(6,7)。そして、カデシュ・バルネアで起きた出来事を思い起こさせ、彼らの行動が、神様の御前でどれだけ大きな罪になるのかを悟らせました(8-15)。
 力を合わせて、神様の御業を成し遂げるべき時に、自分の利益だけを考えて、兄弟の意気をくじくことは、神様の御業を邪魔する大きな罪です。
2.悔い改めたルベン族とガド族(16-28)
 モーセの話を聞いた彼らは、そこに生活の場を設けた後、同族の先頭に立って、征服戦争を行ない、カナンの地では相続地を受けない、と約束しました(16-19)。神様は、自分の利益のために使命を担う兄弟たちの意気をくじく者たちの罪を、必ず見い出されます(23)。私たちは、自分の安全よりも、主の世界宣教命令のために、兄弟の先頭に立って、戦いに出て行く者にならなければなりません。

祈り:主よ!私が、自分の安全だけを求める者ではなく、使命のために、先頭の立って、献身する者になるように、助けてください。

一言:兄弟の意気をくじいてはならない


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