聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2016]

2016年 04月 26日 (火)

民数記6:1-21
ナジル人の誓願

Ⅰ.ナジル人の規則(1-12)
 神様は、一定期間の間、ナジル人の誓いを立てて、自分のからだを聖別して主にささげようとする人たちに、その規則を話されました。その人は、ぶどう酒や強い酒を遠ざけて、ぶどうの木の実を食べてはならず、頭にかみそりを当ててはなりません(4,5)。また、死体に近づいてはいけませんが、彼の両親、兄弟、姉妹が死んだ場合でも、近づいて身を汚してはならない、と仰せられました。突然、誰かがそのそばで死んで汚れてしまうなら、全てのことが無効となり、もう一度、日を定めて行わなければなりません(12)。
Ⅱ.ナジル人のいけにえ(13-21)
 ナジル人が誓願した期間を満たしたなら、神様にいけにえをささげなければなりません。いけにえの種類は、全焼のいけにえ、罪のためのいけにえ、和解のいけにえなどがありました(14)。ナジル人は、傷のない子羊と種をいれないパンなどを祭司にささげた後、聖所で髪の毛をそって、火で燃やすことで、ナジル人の義務から解放されます(20)。ナジル人の規則は、神様に自分の生活を聖別してささげようとする人々のために、造られました。それで、この誓願を立てた人は世の汚れた物を遠ざけ、敬虔な生活をしなければなりません。サムソンはナジル人でしたが、情欲的な生活をしたことで、大きな苦しみを受けました。反面、バプテスマのヨハネは自分を聖別することで、メシヤの先駆者として尊く用いられました。今日、私たちも世の罪から自分をきよめれば、主に用いられる器になることができます(Ⅱテモ2:21)。

祈り:主よ!私が、悪い淫乱なこの世で、ナジル人のように聖別された生活をすることで、主に用いられる準備ができるように、助けてください。

一言:神様は、聖別された生活を喜ばれる


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