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2016年 09月 19日 (月)

民数記12:1-16
謙遜で忠実なモーセ

Ⅰ.地上のだれにもまさって謙遜なモーセ(1-3)
モーセがクシュ人の女をめとったことで、ミリヤムとアロンはモーセを非難しました。特に、「主はただモーセとだけ話されたのでしょうか」と言って、モーセの霊的な権威を否定しました。モーセは怒り、彼らを懲らしめることもできました。しかし、モーセは正面から戦おうとはせず、耐え忍びました。彼は、地上のだれにもまさって非常に謙遜でした(3)。モーセは、神様の有益のためには、獅子のように勇敢でしたが、自分の名分のためには、子羊のように謙遜でした。謙遜(柔和)な者は、地を相続として得る祝福を受けます(マタ5:5)。
Ⅱ.神様の全家を通じて忠実なモーセ(4-16)
神様は預言者たちには、幻や夢の中で、話されました。しかし、モーセには、直接、口と口とで語り、なぞで話すことはされませんでした。それは、モーセが神様の全家を通じて忠実であったからです。神様は、忠実なモーセを、特別に扱われました。そして、忠実な神様のしもべを非難する人々を、罰せられました。先頭に立って、モーセを非難したミディアムは、ツァラアトにかかりました。モーセは、自分を非難したミディアムを見捨てずに、とりなしの祈りをして彼女を回復させました。自分を非難する者を、最後まで担うことは、きりをポケットの中に入れて行くことのように、容易なことではありません。しかし、自分の感情を抑えて、最後まで人を担うことが、本当の謙遜です。また、短所があっても、最後まで人を立てて、助けることが神様の全家に忠実なことです。

適用:どんな人をも、最後まで担い助ける人は、どんな人ですか?

一言:謙遜で、忠実な者


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