聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2017]

2017年 01月 03日 (火)

民数記22:11-41 (32)
敵対して出て来たのはわたしだったのだ

  
  主は、主の使いを遣わし、バラムに敵対して道に立ちふさがるようにさせました。ろばは、主の使いが抜き身の剣を手に持ち、道を立ちふさいでいるのを見て、道からそれて畑の中に行ってしまいました。バラムは、ろばを打って道に戻そうとしました。しかし、両側に石垣のあるぶどう畑の間の狭い道に立つ主の使いを見たろばは、垣に身を押しつけ、バラムの足も石垣に押しつけたので、バラムは、ろばを再び打ちました。 主の使いは、さらに進んで、右にも左にもよける余地のない狭い所に立ったので、ろばはバラムを背にしたまま、うずくまってしまいました。そこで、バラムは怒りを燃やして、杖でろばを打ちました。すると、主は、ろばの口を開かれ、バラムの過ちを指摘し、バラムの目のおおいを除かれました。そのとき、バラムは主の使いが抜き身の剣を手に持って道に立ちふさがっているのを見、ひざまずき、伏し拝みました。主の使いは、「ろばがわたしから身を巡らしていなかったなら、わたしは今はもう、あなたを殺しており、ろばを生かしておいたことだろう」と言いました。バラムは自分の罪を悟り、悔い改めました。主はバラムに、バラクのつかさたちといっしょに行き、主がバラムに告げることばだけを告げよと命じられました。
  主は、私たちが悪と罪の道に行こうとするとき、さまざまな事件を通じて、罪を悟り、悔い改めるようにサインを送ってくださいます。事故に遭わせたり、時には病をもって自分の罪を悟らせてくださいます。同労者や羊たちによってブレーキをかけるときもあります。そのとき、私たちは、主の御前で自分自身を顧み、罪を悔い改めるべきです。バラムのように欲望にかられた時、目のおおいを取り除かなければ、主の裁きを免れることはできません。私たちの行く道が主にあって、良い道なのかどうかを、今一度見つめ直し、主の御言葉に聞き従う人生を生きるように祈ります。

適用:主に聞き従う人生を生きていますか。

一言:今一度見つめ直してください


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