聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2017]

2017年 01月 05日 (木)

民数記24:1-25 (2)
神の霊が彼の上に臨んだ

  
  バラムは、これまでのように、まじないを求めに行くことをせず、その顔を荒野に向けました。彼が目を上げると、神の霊が彼の上に臨みました。目のおおいが除かれたとき、彼は全能者の幻を見る者となり、やがて訪れるイスラエルの栄光を賛美します。イスラエルの天幕は、延び広がる谷間のように、川辺の園のように美しいと言っています。その国は祝福され、野牛の角のような、雄獅子や雌獅子のような主によって守られ、誰もそのような国を起こすことができないと賛美しています。イスラエルを祝福する者は祝福され、イスラエルをのろう者はのろわれると宣言しています。バラクは、バラムに対して怒りを燃やし、手を打ち鳴らしました。彼に、自分のところに下がれと言いました。しかし、バラムはバラクに主が告げられること、それを告げなければならないと言います。それはヤコブから一つの星が上り、イスラエルから一本の杖が起こり、モアブのこめかみと、すべての騒ぎ立つ者の脳天を打ち砕くことになります。イスラエルは、周囲のあらゆる民たちの上に立ちます。この預言は、ダビデの王位につくイエス・キリストによって成し遂げられます。アマレクは国々の中で首位のものですが、しかしその終わりは滅びです。ケニ人は、住みかは堅固ですが、滅ぼし尽くされ、ついにはアシュルのとりこにされてしまいます。キティムの岸、すなわち地中海を制覇する帝国も現われますが、それもまた滅びに至ります。
  主の霊が臨まれるとき、幻を見ることができます。主の約束がこの地に実現されることを見ることができます。世界を制覇する帝国でさえ、すべて滅びに至りますが、イエス・キリストが治める国はとこしえまでに続きます。私たちがこのような幻を見ることができるように祈ります。私たちが仕えているキャンパスが、世界宣教に用いられるキャンパス、祭司長の役割を果たすキャンパスとなりますように祈ります。

適用:この時代を霊的な目で見ていますか。

一言:全能者の幻を見る者


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