聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2017]

2017年 01月 07日 (土)

民数記26:1-65 (2)
第二次人口調査

  
  シティムでのみだらな事件で、主の憤りによって、二万四千人が神罰で死んだ後、主は再び人口調査を命じられました。第一次人口調査の時には、二十歳以上で、軍務につくことのできる者の合計が、六十万三千五百五十人となりました。しかし、40年過ぎてから行なわれた第二次人口調査の結果は、六十万一千七百三十人です。この40年間で、一千八百三十人、減りました。これは荒野生活の40年間、彼らの不平不満、不信とみだらな罪、偶像崇拝による主からの懲らしめと裁きを受けたからでした。イスラエルの長子ルベン族は、主に逆らったコラの事件により二百五十人が死にました。シメオン族は、五万九千三百人でしたが、五万七千一百人も減って、二万二千二百人しか残っていませんでした。これは十二部族の中で、もっとも大きな減少です。シティムでのみだらな事件のときに、シメオン族がもっとも大きな裁きを受けたからでした(25:14)。レビ族は、一千人増えました。しかし、ナダブとアビフが、主の前に異なった火をささげて死ぬという悲劇がありました。
  第一次人口調査は、シナイの荒野で行われましたが、第二次人口調査は、40年後にモアブの草原で行われました。しかし、第一次の時に登録された人たちの中で、エフネの子カレブとヌンの子ヨシュア以外に生き残っている者は、だれもいませんでした。これは、パランの荒野事件での主の御言葉が成就されたことを意味します(14:30)。しかし、第一次と第二次の時の人口は、それほど変わっていません。これは、主が40年の間に、新しい世代を用意してくださったことを意味します。人間の罪が神様の約束の実現を少し後らせることはあり得ますが、その約束自体が取り消されることは決してありません。主の救いのご計画は、主の主権によって成し遂げられます。私たちが自分の人生において、信仰の出発をしたのなら、約束の地にたどりつくその日まで、信仰を守り抜くべきです。
  

適用:主は天の御国の民を数えることを知っていますか。

一言:信仰によって生きよう


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