聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2017]

2017年 01月 13日 (金)

民数記 31: 1-54 (2)
ミデヤン人の征服

  
  神様はモーセに、ミデヤン人に復讐しなさい、という命令を下しました。これは、戦争に関して、モーセが神様からいただいた最後の使命でした。ミデヤン人に報いなさい、と命じた理由は、彼らがイスラエルに罪を犯したからです。
  「ああ、この女たちはバラムの事件のおり、ペオルの事件に関連してイスラエル人をそそのかして、主に対する不実を行なわせた。それで神罰が主の会衆の上に下ったのだ。」(16)。 ミデヤン人は、神様の民に罪を犯すようにそそのかしました。まじない師バラムにイスラエルを呪うようにさせ、モアブの女をイスラエルの宿営に連れ込ませ、イスラエルの男たちを誘惑するようにさせました。その結果、彼らの中に伝染病が発生し、2万4千人が神罰によって死にました。このことは神様を大いに怒らせ、神様ご自身がミデヤン人を襲って復讐することにされました。
  神様は、神の民を呪って罪を犯すようにさせる勢力を赦されません。イスラエルの分団から部族ごとに千人が割り当てられ、一万二千人がミデヤン人を打ち、五人のミデヤンの王たちを殺しました。奪い取った者たちから、男と寝ることを知らない若い娘たちを除き、すべて殺すようにしました。神の民に罪を犯すようなことをすれば、決して赦されません。それは、イスラエルが元々特別な存在だからではありません。神の民と敵対することは、神様に敵対することであり、神様に敵対すれば、どんな民族や種族も裁かれることを教えようとしたからです。これによって神様を恐れ敬うようになります。神様は、戦士たちが分捕った戦利品を公平に分けるようにされました。戦争に出た者たちに半分を与え、戦争に出なかった民たちにも半分を与えるようにされました。最前線で戦うことも、後方で支援することも、同じ働きです。神様のために一生懸命働くことも恵みであり、ただでもらうことも恵みです。
  

適用: 私を誘惑する敵は誰ですか。

一言: 復讐しなさい


<<(1)    前のページ(9)    10    次のページ(11)    (14)>>

聖書別日ごとの糧