聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2017]

2017年 01月 18日 (水)

民数記 36:1-13 (7)
おのおのその父祖の部族の相続地を

  
  ヨセフ族の一つ、マナセの子マキルの子ギルアデの氏族に属する諸家族のかしらたちが進み出て、モーセとイスラエル人の諸家族のかしらである家長たちに訴えました。マナセ族の親類の中で、ツェロフハデが息子を残さず死にました。その娘たちには男の兄弟がおらず、父の名をもつ相続地がなかったのです。けれども、そのことをモーセたちに訴えると、主はその訴えはもっともであると認めて下さり、彼女たちに割り当て地を与えられました(民27:1-11)。しかし、ここには問題が潜んでいました。というのも、彼女たちが他の部族の人たちに嫁ぐならば、その割り当て地はその部族のものとなり、結果として、マナセ族の相続地が少なくなってしまうからです。とりわけ、ヨベルの年になると、永遠にマナセ族の相続地に戻らなくなる問題がありました。
  モーセは、マナセ族の訴えが正しいと認めました。何故ならば、マナセ族のリーダーは、神様がくださった相続地を大事にしたからです。そして、ツェロフハデの娘たちは、ヨセフ族の人たちとのみ結婚するように主は命じられました。そうすることによって、他の部族に相続地は渡らないことになります。主がおっしゃられた、最後のことばが大事です。「おのおのその相続地を堅く守らなければならない」ということです。これは、私たちクリスチャンでも同じです。私たちには、主から任されたものがあります。その資産をしっかりと守り、管理しなければいけません。これが管理者としての役目であり、クリスチャン一人一人が、主から任された相続地の管理者なのです。神様が私たちにくださった永遠なる相続地は、神の国です。私たちがこの相続地を尊く思う者となるように祈ります。
  
  

適用 : 神様の相続地を大事に思っていますか。

一言 : 命より尊い


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