聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2022]

2022年 01月 03日 (月)

民数記 1:1-46(3)
戦に出ることができる者をすべて数えて調べよ

 主はイスラエルの全会衆に、エジプトの地を出て二年目の第二の月の一日に人口調査を命じられました。男子の頭数を調べ、二十歳以上で戦に出ることができる者は、すべて登録するように命じられました。イスラエルは四百三十年間エジプトで奴隷生活をしていたので、軍隊としての訓練を受けていませんでした。自らを防御することすらできませんでした。そんな彼らは、自らの身を守らなければ荒野で生き残ることはできません。彼らは乳と蜜が流れる約束の地を征服するために、これから主の軍隊として戦わなければなりません。天の御国に向かって進んでいる私たちは、イエス・キリストの兵士です。敵たちは、隙あれば、信じる者を攻撃し負かそうとしてきます。私たちがイエス・キリストの立派な兵士として、霊的な戦いで打ち勝つことができるように祈ります。

 モーセとアロンは、各部族の長たち、一族のかしらたちを召集し、戦に出ることができる者をすべて数えて調べました。その数は六十万三千五百五十名でした。この数値から予測してみると、イスラエル全会衆の人口は、老若男女合わせて、二百万人以上になっていたはずです。神様はアブラハムに約束されたとおりに、イスラエルを大いなる民族にしてくださいました。またヤコブが信じたとおりにユダとヨセフの二人の息子たちは祝福されました。ユダ部族は、十二部族の中でもっとも数の多い部族となりました。ヨセフの二人の息子も、それぞれ一つの部族となりました。



適用:戦に出ることができる者は誰ですか

一言:主の軍隊



2022年 01月 04日 (火)

民数記 1:47-54(49,50a)
レビ部族だけは、調べてはならない

 人口調査のとき、レビ部族は登録されませんでした。彼らは、戦に出ていく者たちではなかったからです。神さまは、レビ人にあかしの幕屋とそのすべての用具、およびすべてそれに付属するものを管理するように命じられました。レビ人たちは幕屋の周りに宿営し、聖なる神様の幕屋を守り、イスラエルの子らに主の御怒りが臨むことがないようにしなければなりませんでした。神さまは、レビ人たちに、戦に出ることを免除する代わりに、神様への仕えに専念するようにさせました。主がレビ人を区別されたことは、根本的には神様のご主権によるものでしたが、金の子牛の事件の時にレビ人たちが神様に喜ばれる事をしたからでもありました。イスラエルの民みなで金の子牛をつくり、拝み、戯れ、自分たちの神だと言って罪を犯したとき、レビ人たちは主に立ち返り、悔い改めました(出エジプト32:26)。

 主はこの時代にも、私たちを霊的なレビ人として立てて下さいました。主のみことばを信じ、主の羊たちを助け、救いの御わざのために働くしもべとして立ててくださいました。私たちがレビ人たちのように、聖別された者として、心尽くして主に仕える者となりますように祈ります。



適用:神さまは自分をどんな者として立ててくださったのでしょうか

一言:霊的なレビ人


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