聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2022]

2022年 06月 02日 (木)

民数記27:1-11(7)
ツェロフハデの娘たち

 ヨセフの子マナセの一族のツェロフハデの娘たちが、自分達にも所有地を与えてほしいと願い出ました。彼女たちは、会見の天幕の入り口に、つまりモーセの前、祭司エルアザルの前、また族長たちと全会衆の前に大胆に立ちました。そして、父親は、他の部族同様に、荒野で死んだけれども、自分達だけが男でない故に相続地を持てないのはおかしいのではないかと、訴えました。モーセは即答しないで、彼女たちの訴えを、まずは主の前に差し出しました。すると主は「ツェロフハデの娘たちの言い分はもっともだ。あなたは必ず彼女たちに、その父の兄弟たちの間で、相続の所有地を与えよ。彼女たちに、その父の相続地を渡せ。」(7)とモーセに告げられました。

神様は、人が死に、その人に息子がいない場合の掟を新しく与えてくださいました。この掟に従って、夫を亡くしたルツは夫の親族ボアズと結婚して相続地を受け継ぎました。そして、息子を産み、その子孫からダビデが生まれ、やがてキリストが生まれたのでした。神様は男女差別をせず、また親族の人が相続の所有地を受け継いでその家系が保たれるのを願われます。私たちも先祖たちの信仰の遺産をきちんと継承していくとこが出来るように祈ります。



適用:女子だからと言って相続の地を受け継げないのですか

一言:女子は勿論、親族も受け継げます



2022年 06月 03日 (金)

民数記27:12-23(18)
モーセの後継者、ヨシュア

主がモーセに言われました。「このアバリム山に登り、わたしがイスラエルの子らに与えた地を見よ。それを見て、あなたもまた、あなたの兄弟アロンが加えられたのと同じように、自分の民に加えられる。ツィンの荒野で会衆が争ったとき、あなたがたがわたしの命令に逆らい、彼らの見ている前で、あの水のところで、わたしが聖であることを現さなかったからである。」(12-14)ここでの水は、ツィンの荒野のメリバテ・カデシュの水のことでした(20:12)。神様は、モーセが神様が聖であることを現わさなかったので、カナンの地に入ることを許さず、死ぬようにされました。

モーセはこの神様のことばを聞いて、どれだけ心痛んだことでしょう。しかし彼は、言い訳したり、反論したりしませんでした。むしろ、自分の代わりとなるイスラエルの導き手を立ててほしいと、民のことを考えて神様に訴えました (16-17)。主はモーセに、神の霊の宿っている人、ヌンの子ヨシュアを連れて来て、手を彼の上に置き、祭司エルアザルの前に、また全会衆の前に立たせ、彼らの目の前で彼を任命するように命じました。このようにすることで、モーセの権威を彼に分け与え、イスラエルの全会衆を彼に聞き従わせるようにさせました (18-20)。モーセは、主が命じられたとおりに行いました。ヨシュアを連れて来て、彼を祭司エルアザルと全会衆の前に立たせ、自分の手を彼の上に置いて、主がモーセを通して告げられたとおりに任命したのです。指導者は、時になると継承者を立てて、彼に羊の群れをまかせた上で美しく退場しなければなりません。



適用:どうすれば美しく退場することができますか

一言:継承者を立てます


<<(1)    前のページ(12)    13    次のページ(14)    (21)>>

聖書別日ごとの糧