聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2022]

2022年 06月 04日 (土)

民数記28:1-31(2)
定められた時に確実に献げるべきささげ物

 新しい世代が約束の地に入る前に、神様は、その地で献げるべきささげ物について命じられました。動物のいけにえをささげる習慣のない現代の私たちからすると、読むのが少々退屈に感じられる章かもしれません。しかしこの時間、ささげ物を献げる生活、つまり礼拝をささげる生活が、なせそれ程までに大切なことであるのかを一緒に考えていきたいと思います。

神様は、ささげ物を毎日(朝と晩)、週に一回(安息日)、月に一回(月の最初の日)、そしてエジプト脱出を記念する祭りの時に献げるよう命じられました。

神様が命じられたささげ物の種類は、基本的には全焼のいけにえ、穀物のささげ物、そして注ぎのささげ物でした。罪のきよめのささげ物も、月に一回あるいは特別な日に献げます。これら全ては、傷のない、あるいは上質の、厳選されたものでなければなりませんでした。これらのささげ物は、人間の罪によって引き起こされた神の怒りをなだめる芳ばしい香りとなって、礼拝する者の罪を贖ってくれる役割を果たしました。

このように、主の定められた時にささげ物を献げ、主を礼拝する生活を通して、イスラエルの民の心は、毎日、主に向くことができました。新しい地での慣れない生活の中ででも、日々の仕事や苦労、心配から離れて、静かに思いを主に馳せることができました。主の贖い、赦し、祝福を思い出し、癒されて礼拝から出てくることができました。現代の私たちにとってのいけにえは、ただ一度ささげられた永遠のいけにえ(ヘブル9:26)となってくださったイエス様です。私たちは、この確かないけにえに頼って、朝であっても、夜であっても、決められた日であってもなくても、どんな時でも、神様の御前に出て祈り、癒され、元気づけられ、いのちを得ることができます。



適用:礼拝中心の生活は大変だと思いますか

一言:あなたを癒し、守ってくれる


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