聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2022]

2022年 08月 01日 (月)

民数記30:1-16(2)
誓願についての掟

 人が神様に誓願を立てる、あるいは、物断ち(断食など、ある一定期間、ある物を口にしない、ある事をしないこと)をしようと誓うならば、それらを破ってはならず、自分の口から出たとおりに、全て実行するのが基本です。しかし、女は少し違います。未婚である場合はその父親が、既婚である場合はその夫が、請願・物断ちについて知った日に禁じるなら、誓願も物断ちも無効となります。何も言わなければ、その請願は有効です。寡婦や離婚した女性の場合は、すべての請願や物断ちは有効です。妻が請願を立てていることが分かっても何も言わず、後になって止めさせるのなら、夫が責任を負うことになります(13)。

 誓願についての掟は、男と女の間には、はっきりとした秩序があることを教えてくれます。若い娘は父親の権威の下におり、妻は夫の権威の下にいます。神様は、夫を家庭教会のかしらとしてくださいました。男がまず造られた後、女が生まれました。これは、秩序を示しているのであって、男が女の上に君臨して良いという意味ではありません。むしろ妻の誓願を聞いて、すぐに決定できずに、しばらくしてから無効にしようとする夫は、妻が誓願を実行できない咎を負わなければなりません(15)。女は秩序を守らなければならず、男は責任を果たさなければなりません。



適用:誓願しましたか

一言:すべて実行しなさい


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