聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2022]

2022年 08月 02日 (火)

民数記31:1-54(2)
ミディアン征服

 神様はモーセに、「ミディアン人に復讐を果たせ。」と言われました。戦争に関連するものとしては、モーセが受けた最後の使命でした。「ミディアン人に復讐を果たせ」と命じられた理由は、彼らがイスラエルに罪を犯したからです。「よく聞け。この女たちが、バラムの事件の折に、ペオルの事件に関連してイスラエルの子らをそそのかし、主を冒瀆させたのだ。それで主の罰(疫病)が主の会衆の上に下ったのだ。」(16)。ミディアンは神様の民に罪を犯させました。バラムを通してイスラエルを呪おうとし、また、女たちを通してイスラエルの男たちを誘惑させました。これによって、彼らの間に疫病が起こりました。

 神様は、神様の民を呪い、罪を犯させる勢力に対しては、お見過ごしになりません。各部族から千名ずつ、合わせて一万二千人が戦場に出て行き、ミディアンを撃ち、五人の王を殺しました。生け捕りにした人々も、男を知らない女たちを残して、皆殺しにするように命じられました。神様の民に罪を犯させるなら、決して生き残ることができません。これは、イスラエルがもともと特別な存在であるからではありません。神様の民に敵対することは、神様に敵対することであり、神様に敵対するどんな民族も部族も、生き残ることができないことを教えるためでした。これを通して、神様を恐れ敬うようにするためです。戦士たちが奪った戦利品は、公平に分けるように言われました。戦いに出て行った者に半分与え、出て行かなかった民にも半分を与えるように命じられました。一線で戦うことも、後方で支援することも、みな同じです。神様のために、ちょっと労苦することも恵みであり、少し休むことも恵みです。



適用:自分を誘惑する敵は誰ですか

一言:復讐を果たせ


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