聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2022]

2022年 08月 07日 (日)

民数記36:1-13(7)
父祖の部族の相続地を堅く守らなければならない

 ヨセフの子孫のうち、マナセ族のギルアデの子孫の指導者たちが、モーセと指導者たちの前に出て来て、自分たちのつらい気持ちを吐き出しました。彼らのうちの一人ツェロフハデが死んだ時、息子がいなかったため、その娘たちが相続地を得ることになりました(民27:1-11)。ところが、もしその娘たちがほかの部族の男たちに嫁ぐことになれば、結局は、マナセ族の土地は減り、ほかの部族の相続地ばかりが広がって行くことになってしまいます。特に、ヨベルの年の前までは、買って回復することもできますが、ヨベルの年がくれば、永久に、彼女たちが嫁ぐ部族の相続地に加えられます。

 モーセは、マナセ族の言葉が正しい、と認めました。なぜならマナセ族の指導者たちは、神様がお与えになった相続地を尊く思ったからです。また、氏族間の相続地の変動は、混乱と多くの問題を招くことになるからです。結局、モーセはツェロフハデの娘たちに、良いと思う人に嫁いでよいが、マナセ族の中で嫁ぐようにと制限しました。こうして、マナセ族の相続地が変わらないようにしました。これは、娘として父祖の相続地を引き継ぐ人だけに限定されるものです。これによって、ツェロフハデの娘たちは結婚の範囲が狭まったこともありましたが、主がくださった命令に聞き従いました。

 神様が与えられる相続地は本当に尊いものです。それは、神様がくださったからです。私たちは、よくそれを守らなければなりません。神様が私たちにくださった永遠の相続地は神様の御国です。私たちが、この相続地を尊く思う人になるように、祈ります。



適用:神様の相続地を尊く思いますか

一言:いのちよりも、尊い


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