聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2005]

2005年 10月 23日 (日)

申命記2:1-23
あなたは、何一つ欠けたものはなかった。


Ⅰ.神様がくださらなかった地(1-6,8-10,19)

 イスラエルはセイルの地の人々を苦しめてはいけません。イスラエルはモアブに敵対してはいけません。アモン人を苦しめても、敵対してもいけません(19)。神様がその地をイスラエルにくださらなかったからです。神様は他の民族にも生きる場所をくださいました。イスラエルが特権を受けましたが、他の人に与えられた特権も認め、尊重しなければなりません。神様がくださったものだけを受けなければならないのです。

Ⅱ.神様がすべてのことを祝福し(7)

 カナンの地を目の前にして、不信と不従順によって再び荒野に追い出されたイスラエルはどうなったのでしょうか。たとえ彼らが罰を受けて追い出されましたが、神様は彼らと共におられました。神様は公義の神様でありながら、愛の神様でもあります。

 イスラエルがなぜ他の人の物を欲しがる必要がないのでしょうか。神様が全てのことを祝福してくださったからです。神様は荒野を放浪するイスラエルと共におられ、四十年間何一つ欠けたものはないようにされました。

 神様の人がすさまじい競争社会に生きることは、まるでイスラエルが何もない荒野で生きるようなものです。しかし神様が私たちと共におられ、すべてのものを満たしてくださり、何一つ欠けたものがないようにしてくださいます。他の人のものを欲しがったり、奪う必要がないのです。他の人の権利を認め、自分に与えられた特権をよく担いさえすればいいのです。


祈り:主よ!荒野のような世の中で神様が私たちと共におられるので、他の人のものを欲しがらずに、神様がくださったもので満足します。

一言:私には何一つ欠けたものはない


<<(1)    前のページ(1)    2    次のページ(3)    (30)>>

聖書別日ごとの糧