聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2005]

2005年 11月 02日 (水)

申命記10:1-22
再び十戒をくださった神様


Ⅰ.再び十戒をくださった神様(1-11)

 モーセは、イスラエルがなぜ自分で自分を義としてはならないのか、を教えてきました。その理由としてイスラエルの絶えない罪を思い起こさせました。そして今度は神様の変わらない憐れみを思い起こさせ、神様に聞き従わなければならないことを教えました。神様はモーセのとりなしの祈りを受け入れ、イスラエルを打ち滅ぼしませんでした。そして再び十戒を授けました。神様は、イスラエルを聖なる国民として立てようとする望みを捨てませんでした。

 また神様は、モーセの切なるとりなしの祈りを聞かれ、その民に与えると約束された地に入って、占領することができると約束されました(11)。イスラエルは絶えず神様に背いて来ましたが、神様は絶えず憐れみをくださいました。この神様の憐れみと慈しみがなければ、私たちも約束の地、新しい天と新しい地に入ることができない者です。

Ⅱ.主が求めておられること(12-22)

 滅びるイスラエルを憐れんだ神様は何を求めておられるのでしょうか。「主のすべての道に歩み、主を愛し、心を尽くし、精神を尽くしてあなたの神、主に仕え、あなたのしあわせのために、私が、きょう、あなたに命じる主の命令と主のおきてとを守ること」です(12,13)。神様の恵みと憐れみを軽んじてはなりません。信仰の割礼を行ない、もううなじのこわい者であってはなりません(16)。積極的に愛を実践し、神様を恐れ敬う心で仕えなければなりません。


祈り:主よ!私が変わらない憐れみを覚え、心を尽くし、精神を尽くして、主に仕えるように助けてください。

一言:神様が求めておられること


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