聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2005]

2005年 11月 07日 (月)

申命記15:1-11
貧しい者を必ず救済しなければならない


Ⅰ.この年は主の免除の年である(1-6)

 七年ごとに巡って来る安息年には、債務者に対する負債を免除し、取り立ててはなりません(1)。外国人からは取り立てることができても、兄弟には免除しなければなりません(3)。このように兄弟に貸したものを免除するなら、神様が相続地として与えられた地で祝福してくださいます。貧しい者がその民の中からいなくなります(4)。そしてその民は多くの国々に貸すが、借りることはなく、多くの国を支配するが、支配されることはありません(6)。

Ⅱ.貧しい兄弟にあなたの手を開きなさい(7-11)

 貧しい兄弟がその町に住むのを見たなら、手を彼に開き、その要求する通りに使う物を豊かに貸してあげなければなりません。また免除の年が近づいたと言って、貧しい兄弟に物惜しみをすることは神様の前で罪を犯すことです(9)。それで必ず貧しい兄弟を救済しなければなりません。救済する時には、心に未練を持ってはなりません(10)。「ばらまいても、なお富む人があり、正当な支払いを惜しんでも、かえって乏しくなる者がある。おおらかな人は肥え、人を潤す者は自分も潤される。」(箴11:24,25)

 神様は、以上から貧しい者に対する持っている者の社会的、道徳的な責任を覚醒させてくださいます。神様は貧しい者と弱い者に対して、無限の関心と愛を持つ慈しみ深い神様です。神様を愛する者は兄弟を愛さずにはいられません。


祈り:主よ!私たちは金銭に対する貪欲を捨て、貧しい者を顧みて救済に力を入れます。

一言:貧しい兄弟にあなたの手を開きなさい


<<(1)    前のページ(12)    13    次のページ(14)    (30)>>

聖書別日ごとの糧