聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2005]

2005年 11月 17日 (木)

申命記24:10-22
思い起こしなさい。あなたがエジプトで奴隷であったことを。


Ⅰ.担保を取ってはならない(10-19)

 貧しい隣人にお金や他の物を貸す時には、担保を取ってはいけません。特に生活必需品を担保として取ってはいけません。もし担保を取っていれば、日没前に返さなければなりません(15)。貧しい雇い人の賃金を当日払い、日没後まで延ばしてはいけません。貧しい人は一日の賃金がなければ、一日を飢えるようになります。お金のない人の現状を知ってその時に与えなければ罪になります。在留異国人やみなしごの権利を侵してはなりません。イスラエルは自分たちがエジプトで奴隷であった時、寄留者として多くの苦難を受け、迫害されたことを思い起こさせなければなりません。そのような奴隷生活から贖い出してくださった神様の救いの恵みを覚えていなければなりません(18)。

 金持ちが貧しい者の立場を考えることは難しく、力ある者がない者の口惜しさを知ることは難しいです。しかし私たちは自分が過去貧しく力なく口惜しかった時のことを覚えて、貧しい人々の現状を理解しなければなりません。このようにすると、神様は私たちのすべての手のわざを祝福してくださるのです(19)。

Ⅱ.残ったものはみなしごややもめのものとしなければならない(20-22)

 持って来るのを忘れた穀物はみなしごとやもめのために残して置かなければなりません。オリーブの実を打ち落とす時には、在留異国人やみなしご、やもめのものとしなければなりません。残ったぶどうもそのようにしなければなりません(21)。クリスチャンたちは自分よりも貧しい人のことを考えなければなりません。


祈り:主よ!過去の苦難を忘れてしまったことを悔い改めます。今過去の苦難と神様の恵みを覚え、他人を助けます。

一言:過去の苦難を思い起こしなさい


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