聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2005]

2005年 12月 01日 (木)

申命記31:1-13
強くあれ。雄々しくあれ。


Ⅰ.主は、彼らをあなたがたに渡し(1-5)

 今日の御言葉は、モーセが彼の後継者ヨシュアと民たちに与える激励の御言葉です。モーセは、まず民たちにヨシュアが素晴らしい人なのでよく従うように、とは言いませんでした。それより、民たちが神様を信じて頼るように助けます。神様が先に渡って行かれ、敵を根絶やしにされ、その地を得させると確信を植えます(3,4)。落胆と不安に処せられた民たちを本当に助ける道は飴で機嫌を取って慰めるのではなく、神様を信じて頼るように助けることです。

Ⅱ.強くあれ。雄々しくあれ。(6-8)

 モーセは今ヨシュアを呼んで、敵を目前にして勇気を植えました。「強くあれ。雄々しくあれ。」(7)そして主なる神様が彼と共におられることを確信させました(8)。この御言葉はモーセが四十年の間体験した指導者の哲学であり、神様の約束の御言葉です(出3:12)。霊的な指導者になるには、どんなことがあっても恐れたりおののいてはいけません。神様が共におられることを堅く信じることで、全ての心の恐れを克服し、強く、雄々しくなければなりません。

Ⅲ.御言葉を教えよ(9-13)

 モーセは祭司たちに律法の書を預け、七年ごとに公開的に読むように、命じます。それを通して、民と代々の子孫たちが御言葉を学び、神様を恐れ敬う信仰を持つようにしました。


祈り:主よ!私がただ神様に頼る中で、心を強くし、福音の御業に仕えることができるように、祈ります。

一言:信仰と勇気を持て


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