聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2005]

2005年 12月 03日 (土)

申命記34:1-12
モーセの死


Ⅰ.ピスガの頂に登ったモーセ(1-8)

 モーセは四十年間イスラエル人を導き、カナンの地の入口まで来ました。彼の切なる願いはカナンの地に一歩足を踏み入れることでした。しかし神様はそれをお許しにはならず、ピスガの頂に登って、生涯を終わらせることを命じられました(32:49,50)。モーセは神様の御言葉を聞いた時、死を逃れようとしませんでした。彼はモアブの草原からイスラエル人に申命記の御言葉を教え、彼らを祝福した後、今ピスガの頂を登って行きました(1)。

 彼は自ら神様の御旨に従いました。ピスガの頂からカナンを見下ろす中で、全てのものを神様にゆだね、安らかな死を迎えました。彼は臨終の時、目はかすまず、気力も衰えていませんでした(7)。そして彼の使命を終えた時、彼は喜びによって、神様の召されを受け、神様のみもとに行きました。

Ⅱ.神様が用いられたモーセ(9-12)

 世の中では偉大だったとしても、人が死ねば忘れられてしまいます。しかしモーセは本当に偉大な生涯を送りました。この世で、彼は人として、神様と顔を合わせながら、神様と最も親密な生活をしました(10)。また神様から力強い権威と恐るべき威力とを受け、ことごとくふるいました。彼の生涯は神様を愛し、神様に尊く用いられた生涯であると要約されています。


祈り:主よ!私もこの世で成功するより、モーセのように神様に尊く用いられる人生を生きることを願います。助けてください。

一言:神様に用いられる人生


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