聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2020]

2020年 08月 29日 (土)

申命記2:1-25(24)
立ち上がって出発せよ

 イスラエルが荒野生活の終わりを迎えようとしていた頃、北の方に向きを変え、カナン征服の御業を始めるよう神様は仰せられました。カナンに向けてセイルに住んでいるエサウの子らの領土内を通る時、彼らに戦いを仕掛けないように願われました。その地はエサウの子らに所有地として与えられたからです。食物は金で買って食べ、水も金で買って飲むように命じられました。モアブの民とも戦いを仕掛けてはならないと命じられました。アルをロトの子孫に所有地として与えたからです。アンモン人にも戦いを仕掛けてはならないと命じられました。イスラエルがエドム、アンモンやモアブ人の地を奪い取らないように神様がされました。エサウのような戒めを捨てた者、ロトとその娘から生まれたモアブとアンモン人に対しても、神様は約束を信実に守られます。ですから、ご自身の民に与えようとされる所有地の約束もどれほど確実なものでしょうか。エサウとアンモンとモアブの地を通過し、ヘシュボンの王シホンとその国を占領するように命じられました。神様は天下のあらゆる民に、イスラエルに対するおののきと恐れを抱かせると約束されました。
 神様が私たちに所有地として与えてくださるのはキャンパスです。キャンパスという所有地を占領し、全世界に福音を伝える者を派遣し、祭司の国としてのわざを担っていくことを願われます。神様がこの地を私たちに与えてくださるのだと言う信仰を携えて、開拓の御業を担って行けますように祈ります。神様が究極として私たちに与えてくださる所有地は神の国です。私たちはこの世では与えられた所有地で熱心に伝え、いつの日か永遠の神の国を所有するのです。永遠の所有を見上げ、主が備えてくださったこの場所で力を尽くし、忠実であることを祈ります。


適用:神様が与えてくださる所有地は何ですか

一言:立ち上がって出発せよ



2020年 08月 30日 (日)

申命記2:26-3:11(2:33)
主は彼を私たちの手に渡された

 モ-セはヘシュボンの王シホンに、あなたの土地を通らせてほしいとお願いしました。大路だけを通り、右にも左にもそれないと誓いました。しかし、シホン王はどうしても通らせようとしませんでした。このため、イスラエルはシホンとそのすべての兵に対し、ヤハツで戦いました。主は彼らをイスラエルの手に渡されました。イスラエルは全ての兵を討ち、アルノンまでの全ての町々からギルアデに至るまで、すべてを占領しました。しかし、主が行かないように命じたところはどこにも近寄りませんでした。イスラエルがバシャンへの道を上って行ったとき、バシャンの王オグとそのすべての兵は、エデレイでイスラエルを迎え撃つために出て来ました。オグが支配していた町は六十もあり、これらはみな、高い城壁と門とかんぬきのある要害の町でした。主は、バシャンの王オグとそのすべての兵をイスラエルの手に渡されました。イスラエルは一つ残さずすべての町を占領しました。シホンとオグとの戦いは、カナン本土征服の前哨戦でもありました。前哨戦で失敗してしまうと、本土征服に対する恐れや敗北感に襲われてしまいます。しかし、神様は完全な勝利を与えてくださいました。このことで、カナン征服への確信を与えてくださいました。勝利は主が与えてくださいます。神様が敵を私たちの手に渡されると勝利します。私たちは神様に頼り、霊的な戦いにあって勝利できるように祈ります。


適用:争いの勝敗は誰にかかっていますか

一言:主です


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