聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2020]

2020年 09月 05日 (土)

申命記6:1-9(5)
あなたの神、主を愛しなさい

 神様がイスラエルの民に掟と定めを与えられたのは、彼らが乳と蜜の流れる約束の地で幸せになり、大いに増えるようにするためでした。ですからイスラエルの民は、自分たちのために神様が掟と定めをお与えになったことをよく覚え、それを守り行うべきでした。
 神様は特別に「聞け、イスラエルよ。」と言われた後、 次のようにお命じになりました。「あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」(5)という言葉でした。この命令は、これからイスラエルの民に与えられる命令の基礎となります。主はエジプトで奴隷生活をしていたイスラエルの民を救い出され、荒野に導かれ、約束の地をお与えになります。奴隷の民と契約を結び、祭司の国として立てようとされます。この神様は、唯一の神です。イスラエルの民は、この神様を、心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして愛さなければなりません。これは全身全霊で神様を愛するようにという意味です。神様をこのように愛するというなら、きっとカナンの偶像から心を守ることができるはずです。イスラエルの民は、神様が命じられたこれらのことばを心に留めて置くばかりでなく、これを子どもたちにもよく教え込み、家で座っているときも道を歩くときも、寝るときも起きるときも、これを彼らに語るようにと命じられました。また、これを、しるしとして自分の手に結び付け、記章として額の上に置くように、そして家の戸口の柱と門に書き記すようにとも命じられたのでした。
 この世には私たちの心を奪い、命と力を分散させるものが多いです。だからこそ、私たちは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして唯一の神、主を愛しましょう。


適用:神様をどれくらい愛していますか

一言:心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして



2020年 09月 06日 (日)

申命記6:10-25(12)
主を忘れないようにしなさい

 イスラエルの神、主は、彼らの父祖、アブラハム、イサク、ヤコブに誓われた地に彼らを導き入れ、彼らが建てたのではない、大きくてすばらしい町々、彼らが満たしたのではない、あらゆる良い物で満ちた家々、そして彼らが掘ったのではない掘り井戸、彼らが植えたのではない、ぶどう畑とオリーブ畑など、これらすべてを与えてくださいます。それで彼らが、食べて満ち足りるとき、気を付けなければならないことがあります。それは、エジプトの地、奴隷の家から彼らを導き出された主を忘れないことです。イスラエルの民は祝福の時にエジプトの奴隷生活から救い出してくださった神様を覚え、恐れ敬う心で神様に仕えなければなりません。この神様を忘れて、カナンの神々に仕えるとするならば、彼らは彼らの神であられる、主の怒りが彼らに向かって燃え上がり、彼らを大地の面から根絶やしにされることになります。祝福を受けた時に、祝福してくださった神様を忘れることはすべての悲劇の始まりです。
 イスラエルの民は、彼らの主である神様を試みてはなりません。神様が命じられた掟と定めを守り、主の目にかなう良いことをすれば、彼らは幸せになり、神様が彼らの父祖たちに誓われた、あの良い地を所有することができます。彼らの神、主が命じられたように御前ですべてこの命令を守り行うとき、それはイスラエルの義となるのです。


適用:祝福の時に神様を忘れますか

一言:忘れてはいけません


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