聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2020]

2020年 09月 08日 (火)

申命記8:1-20(18)
    あなたの神、主を心に据えなさい

 モーセは、神さまがイスラエルの民に荒野の道を歩ませたことを、覚えていなければならないと言いました。過去の荒野の時を霊的に良く解釈するなら、豊かなカナンの地での生活においても、勝利の方向を掴むことができるからでした。
 神様が荒野でイスラエルの民たちを苦しめて、彼らを試されたのは、彼らがその命令を守るかどうか、彼らの心のうちにあるものは何であるかを、知るためでありました。また、彼らに彼らの父祖たちも知らなかったマナを食べさせたのは、人はパンだけで生きるのではなく、人は主の御口から出るすべてのことばで生きるということを、彼らに分からせるためでした。40年間、イスラエルの民の衣服はすり切れず、足は腫れませんでした。モーセは 人がその子を訓練するように、彼らの神、主が彼らを訓練され、そして、ついにはカナンの地の祝福を与えようとしておられると言っています。イスラエルの民たちは、出エジプトの第一世代の人々の罪のせいで苦労をしたと思ってはなりません。神様の愛を受け、約束の地の主人公として、準備された意義ある期間だったと思わなければなりません。ところが、イスラエルの民は約束の地で安住して神様の恵みを忘れ、「私の力、私の手の力がこの富を築き上げたのだ」という思いちがいをしてしまう可能性があります。しかし、実は主が彼らに富を築き上げる力をお与えになったのです。神様の恵みを忘れてしまうと偶像崇拝に陥り、必ず滅びます。それで、モーセは民たちに繰り返して「あなたの神、主を忘れないように、主を覚えるように」と教えたわけです。苦難の時であっても、豊かな時であっても、神様の御言葉に聞き従うことが、永遠に幸せになる秘訣です。


適用:現在持っているものが神様の恵みであることを覚えていますか

一言:神様を忘れると必ず滅びる


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