聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2020]

2020年 09月 27日 (日)

申命記14:1-29(2)
あなたは、あなたの神、主の聖なる民だから

 イスラエルにとって、神様はお父さんとなられます。ですから、人間の父母が死んだ時、ふさわしい哀悼はしても、カナンの人々のように、わざと自分の身を傷つけることをしてはいけません。自分が誰であるかを、はっきり知ればそれにふさわしい人生を生きることができます。イスラエルは聖なる民、すなわち、きよく区別された民ですから、聖なる生活をしなければなりません。イスラエルは神様の相続の民、ご自分の宝の民とされたので、いい加減に生きたらいけません。イエス・キリストのゆえに、神様の聖なる民とされた私たちも正しい自己認識を持って聖い生活をするために努め励まなければなりません。
 飲食に関する掟は、主の聖なる民であることを現すための実践的な掟です。その目的は、主の聖なる民は、食べる問題さえも異邦人と同じではないという事実を教えるためでした。主の民は、物質の使い方においても不信者たちと違わなければなりません。主は、十分の一を献げる生活を命じられました。一年の収穫が終われば、民はすべての収穫の十分の一を区別して、自分の町囲みに中にいるレビ人に渡します。これが一番目の十分の一です。二番目の十分の一は、一番目の十分の一を献げた後、残りの収穫の十分の九の中から十分の一を区別したものを言います。イスラエルはこの二番目の十分の一を聖所にもっていき、一年間豊かに祝福してくださった神様に感謝祭としてささげました。安息年を基準にして三年と六年の終わりごとには、二番目の十分の一を感謝祭として献げずに、町囲みのレビ人、寄留者、孤児そしてやもめたちを助けるために使いました。これを三番目十分の一とも呼びます。主は、十分の一を捧げることを通して、イスラエルが主をこの地の主人として認め、またすべての祝福の根源であられる神なる主を恐れることを学ぶことを願われました。


適用:聖なる民となりましたか

一言:聖なる民らしく生きよ


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