聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2020]

2020年 09月 28日 (月)

申命記15:1-23(11)
必ずあなたがたの手を開かなければならない

 七年(安息年)の終わりごとに、負債を免除しなければなりません。安息年には地を耕作せず休ませることになっているので、負債の督促を免除し、同胞が借りている物は免除しなければなりません。そうすれば、貧しい者が苦しむことはないし、返してもらえなかった債権者の方も、神様の祝福によって貧しくなりません。貧しい兄弟を助ける時、心を頑なにせず、手を閉ざしてもいけません。自分のものだと思うと鷲掴みにするしかありえませんが、神様がくださったものだと知っていれば、神様の御心のままに使おうとするから鷲掴みにしません。貧しい人々には、必ず手を開かなければなりません。彼らに、その必要としているものを十分に貸し与えなければなりません。貸し与える時、免除の年が近づいたと言って、よこしまな考えを抱きやすいです。今貸したら一年間返済されないだろう、という考えのために助けを求めて来た兄弟に対して、物惜しみして何も貸さなくなることもあり得ます。その時、その兄弟が、貸してくれなかった人のことで主に叫ぶなら、貸さなかった人のほうの罪になります。ですから、必ず彼に貸し与えなければなりません。与える時、物惜しみをしてはなりません。このようにしても損をしません。なぜなら、神様が貧しい兄弟を助ける人のなす全てのことにおいて、祝福してくださるからです。
 主の民の中には奴隷があってはなりません。主は、様々な事情で奴隷になってしまった人々を哀れみました。ある人の奴隷が六年間仕えたならば、七年目には自由の身として去らせるように命じられました。このようにする理由は、過去彼らもエジプトの奴隷であった時、主が贖い出してくださって自由にしてくださったからです。奴隷を自由の身として去らせる時には、何も持たせないで去らせてはならず,生きていけるように、分けてあげなければなりません。主は豊かに与える者を喜ばれ、全てのことに祝福を与えてくださいます。


適用:鷲掴みしていますか

一言:開け


<<(1)    前のページ(13)    14    次のページ(15)    (32)>>

聖書別日ごとの糧