聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2020]

2020年 10月 29日 (木)

申命記20:1-20(3)
弱気になってはらない。恐れてはならない

 祭司は、聖所で奉仕するだけの人ではありません。戦争に臨む兵士たちの士気を高める役割も果たします。戦いに出る者たちの恐れを取り除き、大胆な心を持つように助けなければなりません。カナン征服戦争の霊的な司令官として、民たちに信仰を植え付けなければなりません。
 モーセは、責任者たちが兵士を徴集する際、新しい家を建ててまだ奉献していない者、ぶどう畑を作ってそこからまだ収穫していない者、女性と婚約したけれどもまだ結婚していない者を帰らせるように命じています。この人達は、自分の家とぶどう畑と婚約者のことで思い煩い、戦闘に専念できないからです。
また、恐れて弱気になっている者も帰らせるようにしました。これは、彼らが兄弟たちの士気を落としてしまうからです。モーセは、人数が減っても気にしませんでした。精鋭部隊を作ろうとしました。霊的な戦争でも同様です。多くの人数は必要ありません。キャンパス開拓と世界宣教の御業には、使命感を持つ献身的な少数の精鋭部隊が必要です。
 攻略する時、カナンから遠く離れた町々の人とは平和的な関係を結ぶことを最優先にしなければなりませんでした。しかし、相手が戦おうとしてくるならば、戦わなければなりません。カナンの先住民族の町は、必ず聖絶しなければなりませんでした。カナンの文化は偶像崇拝の文化でした。そこにある全ての文化遺産に、イスラエルの神、主の信仰を脅かす要素がたくさんありました。モーセはイスラエルの民を徹底的に聖別し、神様、主に仕える新しい文化を創り出すように命じました。


適用:弱気になっているでしょうか

一言:恐れてはならない


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