聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2020]

2020年 11月 03日 (火)

申命記25:1-19(15)
完全で正しい重り石

 裁判官は公正な裁判をしなければならず、罪人にふさわしい刑罰を与えなければなりません。しかし、罪を犯した人であっても、むちで四十回以上打ってはいけません。家畜であっても、虐待してはいけません。一緒に住んでいた兄弟が子どものないまま死んだ場合、ほかの兄弟が兄の妻を迎え入れて、生きるようにしました。死んだ兄弟の名が残り、経済的能力のないやもめが保護されるためでした。しかし、これを望まない場合には、長老たちの前で履物を脱ぐことで、羞恥の代価を払うようにしました。二人の者が争っている時、自分の夫を助けるからといって、相手の尊厳を害する女は、処罰を受けるようにしました。いくら緊急を要する状況であっても、不当で、不道徳な行動を取ってはなりません。
 重り石と升を使うのに、人々をだまし、不当な利得を求めてはいけません。ただ、完全で正しい重り石と升を使わなければなりません。正直で、公正に生きることは、不便で、つらいかもしれません。しかし、義なる神様が報いて、祝福してくださいます。神様が、彼らの「日々が長く続くように」してくださいます。これは単純に寿命を延長させてくださる、という意味ではなく、祝福の日が長く続くようにしてくださる、という意味です。人の目をあざむき、不当な利益を求める者を、神様は忌み嫌われます。イスラエルが出エジプトした直後、無防備な状態にいた時、アマレク人に攻撃されて大きな被害をこうむりました(出17章)。それで、アマレク人は不義の代価を払うことになります。神様は、正直で真実な者に、福をくださいます。神様の共同体には、正義が水のように、公義が川のように流れ、満たさなければなりません。(アモ2:24)。この国に、公平と正義が行なわれるように、正直な指導者が立てられるように、祈らなければなりません。


適用:公平に生きていますか

一言:あなたの日々が長く続くようにするためである


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