聖書別日ごとの糧   >>   申命記[2020]

2020年 11月 04日 (水)

申命記26:1-19(10)
初物を持って参りました

 イスラエルの民たちは、神様が祝福としてくださった地に入って行って、その地で収穫する時、初物を神様にささげなければなりません。神様が、エジプトで奴隷生活をしていた彼らを、一方的な恵みによって救ってくださり、乳と密が流れるカナンの地に導いてくださったからです。私たちが初物を神様にささげることは、全ての祝福が神様によるものであることを認め、神様に感謝する真心の表現です。過去に、私たちはどれだけ無力に、罪の奴隷として生きてきたことでしょう。ところが、神様が私たちを救ってくださり、ご自分の子どもとして立て、霊的、肉的な祝福をくださいました。神様に感謝して礼拝する時、自分の一番尊い物を持って、進み出て、捧げなければなりません。その時、神様と深い愛の関係が結ばれます。神様がくださった祝福を、弱い者と共に分け合う時、その喜びはさらにあふれるようになります。
 神様は、所得の十分の一を取って、十分の一をすべて納めよ、と命じられます。その捧げものは、生業を持たず、全面的に主の宮に仕える主のしもべたちと、助けが必要な者たちのために、用いられるようになります。神様は、私たちがささげる献金をみなご覧になっています。そして、祝福を注いでくださいます。主の恵みに感謝して、積極的に初物と、十分の一をささげる生活は、主なる神様を、私の神様として認める証しです。また、神様を愛し、神様に聞き従う具体的な心の表現です。その時、神様は、私たちを宝のようにしてくださいます。私たちを全ての民族よりも優れたものとして、称賛と名声を得させ、主の聖なる民にしてくださいます。感謝し、信仰によって聞き従い、献身する者を神様は誇りに思われ、満ち溢れる祝福で、満たしてくださいます。祝福は、私が自分の力で積み上げるのではなく、聞き従う時、神様が上から注いでくださるものです。すべての良い贈り物、またすべての完全な賜物は、上からのものであり、光を造られた父から下って来るのです(ヤコ1:17)。


適用:初物と、十分の一をささげますか

一言:祝福を降らしてください


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