聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2006]

2006年 01月 04日 (水)

ヨシュア記22:10-34
争いを食い止めたイスラエル


Ⅰ.別に祭壇を築いた三部族(10-13)

 ルベン族、ガド族、マナセの半部族はカナン征服戦争を熱心に助けた功労を認められ、彼らの所有地があるギルアデの地に渡って行く途中、ヨルダン川のほとりの地に大きな祭壇を築きました。このうわさを聞いたヨルダン川西側のイスラエルの民はこの三部族に対して怒りました。その理由はシロにある唯一のまことの祭壇を無視し、他の場所に礼拝の祭壇を築いたと思ったからです。

Ⅱ.まず使いを送ったイスラエル(14-34)

 イスラエルがヨルダン川の東方に行った三部族が祭壇を築いたといううわさを聞いて、怒りましたが、すぐに戦争に臨んだのではありません。彼らはまず使いを送って、「なぜ祭壇を築いて、イスラエルの神に反逆したのか。」と悔い改めを促しました。また感情によってことを早急に処理せずに、まず慎重にその一部始終を聞きました。その結果、三部族がヨルダン川のほとりに祭壇を築いたのは主から離れたり、反逆するためではなく、むしろヨルダン川両側の永久的な団結のためであることを明らかにしました。この報告を聞いた全ての民は主なる神様を賛美しました。全ての誤解が解けた後、三部族はその築いた祭壇を「まことにこれは、私たちの間で、主が神であるという証拠だ。」と呼びました。彼らの知恵ある行動によって、神様に対する信仰と互いの共同体意識をさらに確かなものとしました。


祈り:主よ!争いの時にまず神様の前で慎重に一部始終を聞くように助けてください。

一言:慎重な問題解決


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