聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2008]

2008年 05月 14日 (水)

ヨシュア記2:1-24
上は天、下は地において神様

 ヨシュアが送った二人の斥候はエリコの遊女ラハブの家に入って行きました。ラハブは二人の斥候を隠し、追跡者たちを帰しました。彼女がなぜ同族を裏切って、イスラエルの側に立ったのでしょうか。これは主を、上は天、下は地において神様であること、を受け入れたからです。「上は天、下は地において神」とは、「全地の中で真で、唯一の神様」という意味です。カナン人は多くの偽りの神々に仕えていました。彼らは主が葦の海(紅海)をからし、エモリ人の王たちを聖絶されたことを聞きました。これは、主がまことの神様であるという証拠でした。しかし彼らは自尊心から悔い改めず、主なる神様に敵対しました。ラハブは違いました。彼女は偶像崇拝者であり、遊女でした。しかし主が行なわれたことを聞いた時、まことの神様に悔い改め、神様の民の側に立とうと決断しました。彼女は人間の情を否定しました。汚れた過去に対する疑いを克服しました。神様は彼女の信仰を喜ばれました。彼女に、憐れみと真実で接してくださいました。彼女の信仰によって、全家が滅亡から救いを得るようになりました。
 二人の斥候はヨシュアのところに戻り、すべてのことを報告しました。主がその全地を私たちの手に渡されたことで、その地の住民が震えおののいている、という信仰の報告でした。これはラハブ一人が神様の側に立つことで結ばれた信仰の実でした。一人が罪から立ち返り、真理の側に立つ時、神様の民が大きな恵みを受けます。霊的な戦いに勝利の確信を得るようになりました。

祈り:主よ!私が羞恥的な過去を持っていますが、絶望せずに、神様の側に立つ信仰を持つように助けてください。

一言:信仰によって神様の側に立とう


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