聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2008]

2008年 05月 18日 (日)

ヨシュア記6:1-11
城壁がくずれ落ちたなら

 エリコはカナンの地の最初の関門として、必ず征服しなければならない町でした。ところがエリコの人々は城門を堅く閉ざし、出てきませんでした。イスラエルはあせってしまいがちです。ところが神様は理解しづらい作戦を命じられました。すべての戦士たちが町のまわりを六日間、一回づつ回るのです。七人の祭司たちが雄羊の角笛を持って、箱の前に行かなければなりません。七日目には町の周りを七度回り、角笛を吹いて、民たちが大声で叫ぶなら、城壁が崩れるというのです。この作戦は、カナンの戦いが人間の戦いではないことを教えてくれます。神様に門を堅く閉ざし、敵対する敵に対する神様の戦いです。イスラエルが戦う戦いは自分の考えを捨てて、神様の御言葉に聞き従う信仰の戦いです。彼らは忍耐で繰り返して従順の道を行かなければなりません。神様の契約を信じ、賛美の角笛を吹いて、勝利の叫びを叫ぶなら、神様が堅い敵の城壁を崩してくださいます。
 民たちはヨシュアの命令に従いました。七人の祭司たちが角笛を吹いて、契約の箱がその後ろをついて行き、武装した戦士たちがその後に従いました。ヨシュアは民たちに何の話もしないように命じました。神様の命令の前で、不信仰の言葉を発してはならず、静かに神様を仰ぎ見るようにしました。神様の軍隊の武器は槍と剣ではありません。神様の約束の御言葉と賛美と祈りが敵の陣を破る強い武器です。自分の考えを捨て、聞き従って行くならば、敵の町は必ず崩れます。

祈り:主よ!私の考えを捨てて、御言葉と賛美と祈りで従順の戦いをするように助けてください。

一言:そうすればくずれ落ちます



2008年 05月 19日 (月)

ヨシュア記6:12-27
その七度目に

 ヨシュアは翌朝早く起きて、民たちと共にエリコの町を回りました。七人の祭司たちが角笛を吹いて、主の契約の箱の前を行き、武装した戦士たちが後に続きました。二日目にも町を一度回り、宿営に帰って行きました。このように六日間、毎日一回町を回って帰って行きましたが、エリコの町がくずれ落ちる気配がありませんでした。ひび一つありませんでした。しかしイスラエルは放棄しませんでした。七日目の朝も早く起きて、変わらない方法で町を七回回りました。七度目に祭司たちが角笛を吹いて、民たちが大声を上げました。その時、どんな奇跡が起きたのでしょうか。六日間、びくともしなかったエリコの町がくずれはじめました。七度まで聞き従った時、神様が堅い城の門を崩されたのです。神様はご自分の民が七回聞き従うことを願われました。「七度」は完全な心で最後まで聞き従うことを意味します。六度従ったのに何の変化もないと落胆したり放棄してはいけません。七度まで従わなければなりません。神様は完全な信仰と従順を通して、力を発揮される方です。
 ヨシュアはエリコの町のすべてのものを主にささげよと命じました。銀、金、青銅、鉄の器はみな主にささげ、男も女も、若い者も年寄りも、牛、羊、ろばも剣の刃で聖絶するように命じました。エリコの勝利は神様がくださった栄光の勝利です。それですべてのものを惜しまずに、神様にささげなければなりません。情と欲望を捨て、全てのものを神様にささげることは本当の献身であり、内的な勝利です。

祈り:主よ!私が六度回って立ち止まらずに、七度まで聞き従い、神様の力を体験するように助けてください。

一言:完全な従順


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