聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2008]

2008年 05月 20日 (火)

ヨシュア記7:1-12
どうして

 イスラエルの子らは主に罪を犯しました。アカンがささげた聖絶のものを取ったのです。誰も彼の罪を知りませんでした。しかし主は知っておられました。主の怒りがイスラエルの子孫に臨まれました。ヨシュアはアイの町を軽く見ました。民たちの手をわずらわせずに、三千人を上らせようと言う偵察の言葉を聞きました。しかし結果は壮絶なものでした。36人が戦死し、追い出されました。連戦連勝だったイスラエルの心がしなえてしまいました。ヨシュアは着物を裂いて、主の箱の前にひざまづいて、頭にちりをかぶって悔い改めました。「ああ、神、主よ。あなたはどうしてこの民にヨルダン川をあくまでも渡らせて、私たちをエモリ人の手に渡して、滅ぼそうとされるのですか。」神様の民がいつも勝利だけしているわけではありません。時にはみじめな敗北も経験します。ところが失敗の日は主の箱の前に出て行き、悔い改め、恵みを求める日です。私たちには失敗の日にひざまづいて求める契約の主イエス様がおられます。
 神様はヨシュアに敗北の原因を話されました。イスラエルが主の契約を破り、主にささげるべきものを取ったからです。貪欲の罪が神様との関係を壊したので、イスラエルが敵に打ち勝つことができません。ところで神様はアカン一人の罪を、イスラエル全体の罪としてご覧になりました。イスラエルは神様の契約の共同体です。それで一人一人がこの契約を守らなければなりません。一人が契約を破ることはイスラエル全体が神様に罪を犯すことです。イスラエルの勝利は一人一人が主の契約を守るところから来ます。

祈り:主よ!私が失敗の日に主の前に出て行き、心から悔い改めるように助けてください。

一言:失敗の時は悔い改めの日



2008年 05月 21日 (水)

ヨシュア記7:13-26
わざわいをもたらされる

 神様は民をきよめ、聖絶のものを除き去るように、方向をくださいました。全ての部族を集めてくじを引き、聖絶のものを持っていた者を火で焼くように、言われました。アカンには自分から悔い改める機会がありました。しかし「まさか自分が」という考えからか、悔い改めませんでした。朝早くイスラエルが集まってくじを引きました。正確にアカンが取られました。アカンはこれ以上罪を隠すことができませんでした。神様が彼の罪を光の中に現されたからです。彼は美しい外套一枚と、銀と金を見て欲が出て盗み、それを天幕の中の地に隠したことを告白しました。罪は欲から出発します。欲は盗みに発展します。人々は密かに罪を犯して、暗くて深いところに隠しておきます。しかし罪は隠すことができません。罪は神様との契約を壊すからです。欲に引かれて罪を犯せば、隠さずに神様に出て行き、告白し、悔い改めなければなりません。
 アカンは、彼が欲を出して盗んだ美しい外套と銀と金をともにアコルの谷に引いて行きました。そこで愛する子どもと全ての持ち物と共に石に打たれ、火で焼かれました。彼が神様の民を苦しめたので、主が彼にわざわいをもたらされました。欲の誘惑は甘いものです。しかし欲の結果はわざわいです。アカンの欲のために神様の民が苦しみを受けました。自分自身と愛する家族も苦しみの中に死ななければなりません。欲の結果は苦しみであることをしらなければなりません。

祈り:主よ!欲が私の人生を苦しめることを悟ります。私を欲望の罪から救ってください。

一言:欲を悔い改めなければ、苦しみだ


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