聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2013]

2013年 05月 01日 (水)

ヨシュア記1:1-9
強くあれ

 出エジプトに導いた偉大な指導者モーセが死にました。神様はモーセの従者ヨシュアをカナン征服の指導者として、お立てになりました。彼に、「すべての民と共に立って、ヨルダン川を渡り、約束の地に行け」という使命をお与えになりました。これは、強大は敵たちと戦い、その地を得る戦争の使命です。従者だったヨシュアが新しい指導者となり、使命を担おうとした時、恐れがあったと思います。神様はまず、ヨシュアに勝利の確信をくださいました。「あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない。」神様が、「モーセとともにいたように、ヨシュアとともにいよう。」と約束されました。神様がお立てになった指導者は、自分の力で使命を担うのではありません。神様が共におられ、使命を担うことができるように、してくださいます。神様は約束されます。「わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。」主が私と共におられるなら、どんな敵も私を打つことはできません。
 神様はヨシュアに命じられました。「強くあれ。雄々しくあれ。」指導者に最も必要なのは、軍事力や武器の力ではありません。強く、雄々しくあることです。これは、敵の前に、揺れ動くことのない心であり、敵を恐れずに戦うことのできる勇敢な心です。このような心はどこから来るのでしょうか。神様がお与えになった律法を通して、神様と正しい関係を結んだ時に、来ます。律法は、神様がお与えになった、約束の賜物です。神様の御言葉をいつも読み、黙想し、聞き従う時、神様と正しい関係を結ぶようになります。神様との関係が、成功する人生の鍵です。

祈り:主よ!私と共におられることを感謝します。主の御言葉の中で、強く、雄々しい心を得るように、助けてください。

一言:強くあれ、雄々しくあれ。



2013年 05月 02日 (木)

ヨシュア記1:10-18
先に渡りなさい

 ヨシュアは民のつかさたちに、ヨルダン川を渡る準備をさせました。その時、ルベン人、ガド人、マナセの半部族に、特に命じました。「あなたがたのうちの勇士は、みな編隊を組んで、あなたがたの同族よりも先に渡って、彼らを助けなければならない。」彼らはすでに、ヨルダン川の東に、約束の地を得た者たちでした。彼らは、ほかの部族が約束の地を得るまで、共に戦うことをモーセに約束しました(民32:18)。ヨシュアは、彼らが、この約束を守ることを、命じました。自分の土地を得た部族が、他の部族のために、先に立って戦うことは容易なことではありません。しかし神様の民は、自分の土地より、共同体全体を顧みなければなりません。自分の部族だけを考える利己心は、他の同労者たちを落胆させ、パン種のように全体に広がって行き、共同体を分裂させます。それで、「すでに自分が安息を得た」としても、他の部族が安息を得るまで、共に戦わなければなりません。戦う時には、後ろからついて行くのではなく、先に渡って、献身的に戦わなければなりません。このように全体のために、献身的に戦う人が、神様の御業において、大きな力になります。
 ルベン人、ガド人、マナセの半部族は、「ヨシュアが遣わす所は、どこへでもまいります。」と答えました。モーセに聞き従うように、ヨシュアに聞き従うと答えました。ヨシュアを、神様がお立てになった指導者であることを認め、服従するというのです。彼らは指導者ヨシュアを激励しました。「ただ強く、雄々しくあってください。」新しい指導者が立てられた時、聞き従い、激励する人は、貴く美しいです。

祈り:主よ!私が全体のために献身的に先頭に立って戦う、祝福のみなもとになるように、助けてください。

一言:私よりも、全体のための安らぎを


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