聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2013]

2013年 05月 03日 (金)

ヨシュア記2:1-24
上は天、下は地において神様

 ヨシュアが遣わした二人の斥候はエリコの遊女ラハブの家に入って行きました。ラハブは二人の斥候をかくまい、追撃者たちをだましました。なぜ彼女は同族を裏切り、イスラエルの側に立ったのでしょうか。それは、主を「上は天、下は地において神様」であることを受け入れたからです。「上は天、下は地において神様」とは、「全地において、まことの、唯一つの神様」という意味です。カナン人は多くのにせの神々に仕えて来ました。彼らは、「主が葦の海の水をからし、エモリ人の王たちを聖絶された」知らせを聞きました。これは、主がまことの神様であるという、証拠でした。しかし彼らは自尊心のために、悔い改めず、主なる神様に敵対しました。ところがラハブは違いました。彼女は偶像崇拝者であり、遊女でした。しかし主が行なわれたことを聞いた時、まことの神様の御前で悔い改め、神様の民の側に立とうと決断しました。彼女は、人の情を捨てました。不浄な過去についての、不信を克服しました。神様は彼女の信仰を喜ばれました。彼女に、慈しみとまこととで、接してくださいました。彼女の信仰によって、全家族が滅亡から救いを得るようになりました。
 二人の斥候はヨシュアのところに戻り、すべてのことを報告しました。主が、その全地を私たちの手に渡されたことで、その地の住民は震えおののいている、と信仰の報告をしました。これは、ラハブ一人が神様の側に立つことで、結ばれた信仰の実でした。一人が罪から立ち返り、真理の側に立つ時、神様の民は大きな恵みを受けます。霊的な戦いにおいて、勝利の確信を得るようになります。

祈り:主よ!私の過去が恥ずべきことであっても、絶望せずに、神様の側に立つ信仰を持たせてください。

一言:信仰によって、神様の側に立つ


<<(1)    前のページ(1)    2    次のページ(3)    (17)>>

聖書別日ごとの糧