聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2013]

2013年 05月 07日 (火)

ヨシュア記6:1-11
町の城壁はくずれ落ちる

 エリコはカナンの地の最初の関門として、必ず征服しなければならない町でした。ところが、エリコの人々は城門を堅く閉ざして、誰も出入りしませんでした。イスラエルの心はあせる気持ちが出て来そうでした。ところが、神様は理解しがたい作戦を出されました。全ての兵士たちが町の回りを六日間、一日に一度回れと言うのです。七人の祭司たちは、雄羊の角笛を持って、箱の前を行かなければなりません。七日目には、七度町を回り、角笛を吹き鳴らし、民たちが大声をあげるなら、町の城壁が崩れる、と言われました。この作戦は、カナンとの戦争が、人間の戦いではないことを、見せてくれます。イスラエルが戦う戦いは、自分の考えを捨てて、神様の御言葉に聞き従う信仰の戦いです。彼らは耐え忍び、繰り返して、従順の道を歩まなければなりません。神様の契約を信じ、賛美の角笛を吹き鳴らし、勝利の雄叫びを上げるなら、神様が堅固な敵の城壁を落とされます。
 民たちは主の命令に従いました。七人の祭司たちが七つの雄羊の角笛を吹き鳴らし、契約の箱がその後に続き、武装した軍人たちがその後に従いました。ヨシュアは民たちに、「何もしゃべってはならない」と命じました。神様の命令の前に、不信仰の言葉を発さずに、静かに神様を仰ぎ見るようにしたのです。神様の軍隊の武器は槍と剣ではありません。神様の約束の御言葉と、賛美と祈りが、敵の陣を打ち破る強い武器です。自分の考えを捨て、聞き従って進むなら、敵の町は必ず崩れ落ちます。

祈り:主よ!私の考えを捨て、御言葉と賛美と祈りで、従順の戦いをするように、助けてください。

一言:そうすれば、崩れ落ちる



2013年 05月 08日 (水)

ヨシュア記6:12-27
その七度目に

 ヨシュアは朝早く起きて、民たちと共に、エリコの町を回りました。七人の祭司たちが角笛を吹き鳴らし、主の契約の前に行き、武装した者たちはその後に従いました。次の日も、町を一度回って宿営に帰りました。このようにして、六日間、毎日、町を一度回って宿営に帰って行きましたが、エリコの城壁はくずれ落ちる兆しが見えませんでした。ひび一つありませんでした。しかしイスラエルの民は放棄しませんでした。七日目も、朝早く起きて、同じ方法で町を七度回りました。七度目に、祭司たちが角笛を吹き、民たちが大声を上げました。その時、どんな奇蹟が起こったのでしょうか。六日間、びくともしなかったエリコの城壁が崩れ落ちました。七度まで聞き従った時、神様が堅固な城壁を崩されました。神様は、ご自分の民が七度まで聞き従うことを、願われました。「七度」とは完全な信仰によって、最後まで聞き従うことを意味します。六度従って、何の変化もないからと言って、落胆したり、放棄してはいけません。七度、聞き従って行かなければなりません。神様は、完全な信仰と従順を通して、力を発揮される方です。
 ヨシュアは、エリコの町の全てのものを主にささげよ、と命じました。金、銀、青銅、鉄の器はみな主にささげ、男も女も、若い者も年よりも、牛、羊、ろばは剣の刃で聖絶せよと命じました。エリコの勝利は、神様がくださった栄光の勝利です。それで全てのものを惜しまずに、神様にささげなければなりません。情と欲と捨て、すべてのものを神様にささげることは、本当の献身であり、内的な勝利です。

祈り:主よ!私が六度回って立ち止まらずに、七度まで聞き従って神様の力を体験するように、助けてください。

一言:完全な従順


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