聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2013]

2013年 05月 09日 (木)

ヨシュア記7:1-12
どうして

 イスラエルの子孫が主の前に罪を犯しました。アカンが聖絶のものを取ったのです。誰も彼の罪を知りませんでした。しかし主は知っておられました。主の御怒りがイスラエルの子孫に臨みました。ヨシュアはアイの町をなめていました。民たちを苦労させず、「三千だけを上らせると、いいでしょう。」と行った偵察隊の言葉を聞きました。しかし結果は惨敗でした。三十六人が戦死し、逃げ出して来ました。意気揚々としていたイスラエルの心が水のように静かになりました。ヨシュアは着物を裂き、主の箱の前で、ひれ伏して、頭にちりをかぶって悔い改めました。「どうして私たちをエモリ人の手に渡して、滅ぼそうとされるのですか。」神様の民が、いつも勝利してばかりいるのではありません。時には、みじめな敗北も経験します。ところが、失敗の日は、契約の箱の前に進み出て、悔い改めて、恵みを求める日です。私たちには、失敗の日に、ひざまずいて祈る約束の主イエス様がおられます。
 神様は、ヨシュアに、失敗の原因を話されました。イスラエルが主の契約を破り、主にささげた物を奪い取ったからです。貪欲の罪が神様のとの関係を壊したので、イスラエルは敵に立ち向かうことができませんでした。ところで、神様は、アカン一人の罪を、イスラエル全体の罪として、ご覧になりました。イスラエルは神様との契約の共同体です。ところが、一人一人が契約を守らなければなりません。一人が契約を破ることは、イスラエル全体が神様に罪を犯したことになります。イスラエルの勝利は、一人一人が主の契約を守ることに、あります。

祈り:主よ!私が失敗の日に、主の御前に出て行き、真実に悔い改めるように、助けてください。

一言:失敗の時は、悔い改める時



2013年 05月 10日 (金)

ヨシュア記7:13-26
わざわいをもたらされる

 神様は、「民をきよめ、聖絶のものを、除き去るように」と方向をくださいました。全ての部族を集めてくじを引いて、聖絶のものを取った者を取り除くように、されました。アカンは自ら悔い改める機会が与えられました。しかし「まさか自分が当たるとは」という考えから、悔い改めませんでした。朝早く、イスラエルが集まって、くじを引きました。正確にアカンが当たりました。アカンは、これ以上、罪を隠すことができなくなりました。神様が、彼の罪を、光りのうちに現わされたからです。彼は、美しい外套一枚と、銀と金の延べ棒を見て欲しくなり、それらを取りました。そして、それを「天幕の中に隠した」と告白しました。罪は欲心から現れます。欲心は盗みを実として結びます。人々は、密かな罪を犯し、暗くて深い所に隠そうとします。しかし罪は隠すことができません。罪は、神様との約束を破るものだから、です。欲心に引かれ、罪を犯したなら、隠さずに、神様に出て行き、告白し、悔い改めなければなりません。
 アカンは、彼が欲を出して隠した、美しい外套と、銀と金ののべ棒と共に、アコルの谷に連れて行かれました。そこで、愛する子どもと全ての所有物と共に石で打たれ、火で焼かれました。彼が神様の民にわざわいをもたらしたために、主が彼にわざわいをもたらせました。欲心の誘惑は甘いものです。しかし欲心の結果は、わざわいです。アカンの欲心のために、神様の民たちの間にわざわいがもたらされました。彼と、その愛する家族も、わざわいの中で、死ななければなりませんでした。欲の結果は、わざわいであることを、知らなければなりません。

祈り:主よ!欲が私の人生を苦しめることが分かります。私を、欲心の罪から、救ってください。

一言:欲を悔い改めなければ、苦しむ


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