聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2013]

2013年 05月 13日 (月)

ヨシュア記9:1-15
主の指示を仰がなかった

 「イスラエルがエリコとアイを征服した」という知らせを聞いて、カナンの王たちは集まって、決死抗戦を覚悟しました。しかしギブオンは、彼らと違う方法を探しました。すなわち、計略をめぐらして、イスラエルと盟約を結ぼうとしました。彼らは古びた袋と、破れた皮袋と、古びた着物に、かびの生えたパンを準備して、遠方から来た使いのように変装して、イスラエルをだまそうとしました。イスラエルがカナン人と和解しないことを、知っていたからです。彼らは、神様に敵対する王たちとは、違いました。しかし神様に立ち返る本当の悔い改めはしませんでした。死なずに、生きるために、計略をめぐらせました。
 イスラエルは最初、ギブオンの使いを疑いました。しかし使いが、古くなり破れ、かびの生えた持ち物を見せて、遠くから来たようにふるまうと、彼らはだまされてしましました。それは、彼らが、この問題をどうしたら良いのか、と主の指示を仰がなかったからです。彼らが主の指示を仰いだなら、神様は偽りを見破る分別力をくださったことでしょう。しかし主の指示を仰がずに、人の言葉にだまされて、彼らと和親条約を結びました。これは、「カナン人を滅ぼせ」と命じられた神様の御旨に、逆らう盟約でした。それによって、イスラエルはカナン征服の命令を完全に遵守できなくなりました。神様の民は、全てのことにおいて、主の指示を仰がなければなりません。神様の指示を仰がずに、自分の判断を信じる人は、敵の巧妙な策略にだまされ、大失敗をおかすことになります。自分を信じずに、神様の指示を仰ぐ時、神様は敵の計略を見破る知恵をくださいます。

祈り:主よ!私が自分の判断に頼らずに、全てのことに置いて、謙遜に主の指示を仰ぐように助けてください。

一言:謙遜に主の指示を仰ぎなさい



2013年 05月 14日 (火)

ヨシュア記9:16-27
誓っていたので

 イスラエルは、盟約を結んでから三日目に、だまされたことを知りました。ギブオンは、イスラエルが征服すべきカナン人でした。しかし族長たちは、主にかけて誓っていたので、ギブオンを打つことができませんでした。ギブオンがイスラエルをあざむいてだまし、盟約を結びました。それでもイスラエルは、その盟約を無効にすることができませんでした。神様の民は、一度結んだ約束を、どんな理由があっても、取り消すことができません。彼らが仕える神様が、絶対に約束を守る真実の方だからです。約束は慎重にしなければなりません。しかし一度約束をするなら、絶対に守らなければなりません。簡単に約束を破り、取り消す人は神様の民になることができません。このような人は神様の約束を相続することができません。神様の民は損をすることがあっても、一度交わした約束に責任を負わなければなりません。信仰生活は、神様と結んだ契約を履行する生活です。
 ヨシュアはイスラエルをだましたギブオンを咎めました。彼らがのろわれ、いつまでも奴隷となり、神様の家のために、たきぎを割る者、水を汲む者にしました。ギブオンはいのちを失うことを恐れ、イスラエルをだましました。彼らが主を恐れ、真実に悔い改めるなら、ラハブのように恵みを受けることもできました。しかしただ生きるために、計略を立てた時、のろいを受けました。神様は恵みと憐れみの主です。真実に悔い改める者に、恵みを施してくださいます。しかし真実に悔い改めない者は、呪いを受け、たきぎを割り、水をくむ者に転落します。

祈り:主よ!私がどんな犠牲を払ってでも、約束を守る本当の神様の民になるように、助けてください。

一言:約束を守る民


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