聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2013]

2013年 05月 15日 (水)

ヨシュア記10:1-15
日よ、動くな

 ギブオンの投降の知らせに、恐れに陥ったアドニ・ツェデクはカナン五カ国の同盟軍を集め、ギブオンを攻めました。ギブオンの救助要請を受けたヨシュアは、全ての兵士を率いて上って行きました。主はヨシュアに信仰と勇気をくださいました。「彼らを恐れてはならない。わたしが彼らをあなたの手に渡したからだ。彼らのうち、ひとりとしてあなたの前に立ち向かうことのできる者はいない。」御言葉によって、力づけられたヨシュアは夜通し上って行って、敵に奇襲をかけました。その結果、大勝利をおさめました。敵たちはイスラエルの前から逃げました。ベテ・ホロンでは、主が大きな雹の石を降らせたので、剣で殺された者より、雹の石で死んだ者のほうが多かったのです。これは、主が自ら戦われたからです。
 イスラエルが敵を殲滅させていましたが、惜しくも日は傾いていました。夜通し進軍し、早朝から奇襲攻撃をして敵を打ったイスラエルは、どれだけ疲れていたのでしょうか。しかしヨシュアは、日が傾いたからといって、戦いを中断しませんでした。主に祈りました。「日よ。ギブオンの上で動くな。月よ。アヤロンの谷で。」ヨシュアは、神様が勝利をくださった時、最後まで戦おうとしました。日を止めてまで、敵を殲滅させたかったのです。彼は沈む太陽に向かって、信仰によって祈りました。神様はヨシュアの祈りを喜ばれました。日を止め、イスラエルのために、戦ってくださいました。神様のために戦う者は、沈む太陽の前に立ちすくみません。信仰の祈りによって、不可能に挑戦します。全能なる神様に、不可能なことはありません。

祈り:主よ!私が祈りによって、不可能に挑戦して戦う信仰の勇士になるように、助けてください。

一言:日よ、動くな



2013年 05月 16日 (木)

ヨシュア記10:16-43
すべての者を聖絶した

 イスラエルに敵対した五人の王たちは、マケダのほら穴に隠れました。ヨシュアは彼らを引き出して来て、戦士たちを率いた人たちが彼らの首に足をかけるように、命じました。これは、これから多くの戦いをしなければならない隊長たちが恐れを克服し、勇敢に戦うように、助けるためでした。神様が勝利をくださった時、敵の首に足をかけて殺さなければなりません。敵の前で、憐れみをかけたり、感傷に陥ってはいけません。私たちと戦う敵は福音の敵であり、神様に敵対する人本主義です。すなわち、罪とサタンです。恐れずに、心を強くして、大胆に福音の敵を聖絶しなければなりません。
 その日、ヨシュアはマケダを攻め取り、その町の全ての人を聖絶し、一人も残しませんでした。また、とどまらずに、リブナ、ラキシュ、ゲゼル、エグロン、デビル、ヘブロン、ネゲブに進軍して、続けて戦いました。ヨシュアは、イスラエルに敵対する敵を全て聖絶して、一人も残して置きませんでした。人として、残忍に思えます。しかし、これは、罪に対する神様のさばきでした。ヨシュアは人の側に立たず、神様の側に立って、罪の勢力を打ち滅ぼしました。神様は、恵みと愛の主です。しかし、悔い改めずに、真理に敵対する罪人を滅ぼす公義のさばき主です。ヨシュアが神様の御旨に聞き従った時、神様がイスラエルのために戦われ、完全な勝利をくださいました。神様の敵を徹底的に聖絶することが、本当の勝利です。私の中にある罪を徹底的に悔い改めることが、本当の勝利です。

祈り:主よ!私が福音に逆らった罪を徹底的に悔い改めて、福音のために、勇敢に戦うように、助けてください。

一言:徹底的に、悔い改めよう


<<(1)    前のページ(9)    10    次のページ(11)    (17)>>

聖書別日ごとの糧