聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2013]

2013年 05月 20日 (月)

ヨシュア記20:1-9
逃れる場所

 イスラエルは地の分配を終えました。その時、主はモーセに告げておいた逃れの町を定めるように、言われました。逃れの町は、あやまって人を殺した者が復讐する者から逃れて、逃れるように定められた町です。殺人者が町の長老たちに、「その殺人が事故である」と告げるなら、彼を復讐する者に引き渡してはいけません。その人が会衆の前に立ってさばきを受けるまで、あるいは、その時の大祭司が死ぬまで、その町に住んでいなければなりません。のがれの町は、あやまって罪を犯した者に対して、復讐されないように命を守る所です。もし、逃れの町がなければ、あやまって罪を犯した者は復讐され、殺されてしまいます。神様がいない異邦の世界では、人の弱さを受け入れることができません。あやまって罪を犯してしまえば、容赦なく復讐されます。しかし、神様の世界は違います。神様は、あやまって犯した罪がいくら大きいものであっても、その人に逃れる場所をくださいます。そこは、恵みと慈しみの場所です。私たちがあやまって罪を犯した時、逃れる場所があります。私の弱さを理解し、保護してくださるイエス・キリストです。
 逃れの町は全部で六ヶ所あります。ヨルダン川の西側は、ガリラヤのケデシュ、シェケム、ヘブロンです。ヨルダン川の東側は、ベシェル、ラモテ、バシャンのゴランです。逃れの町が六つあるのは、神様の憐れみが遠い所にあるのではなく、いつでも出て行けることを、意味しています。そこは、イスラエル人だけではなく、彼らの間の在留異国人も、出て行くことができます。神様の恵みは、全ての人に向けて、開かれています。誰でも、キリストに出て行くなら、その人は歓迎され、保護され、安息を得ます。

祈り:主よ!私が弱く、よく罪を犯してしまいます。しかし、信仰によって、イエス様のもとに逃れて行きますので、私を救ってください。

一言:避ける所がある


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