聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2013]

2013年 05月 21日 (火)

ヨシュア記22:1-9
主の命令を守って来た人たち

 カナンの地の分配が全て終わりました。ヨシュアは、今までヨルダン川の西側の征服戦争に参加したルベン人、ガド人、マナセの半部族を、ヨルダン川の東側に帰そうとしました。彼らは、すでに、自分の相続地を得ていましたが、モーセと神様の命令に従って、同胞たちの相続地のための戦争に、先頭に立って戦って来ました。ヨシュアは、主の命じられた命令を守って来た彼らを、称賛しました。自分の相続地を得ながら、同胞たちの相続地を得るために、先頭に立って戦うことは、容易なことではありません。それでも、彼らは七年以上もの間、同胞たちの相続地のために、献身的に戦いました。彼らは、神様に対して、責任を果たしたのです。神様が命じられた使命に対して、最後まで責任を果たす者は、神様の御前で貴く、美しい存在です。このような人々の責任感に、多くの人が恵みと感動を受け、神様に献身するようになります。責任を果たす者によって、神様の御業が堅く立てられます。このような人は、称賛されるのに、ふさわしい者です。大きな祝福されるのに、ふさわしい者です。
 ヨシュアは彼らを相続の地に帰しながら、一つの戒めを与えました。それは、「主の命令と律法をよく守り行ないなさい」です。「主を愛し、そのすべての道に歩み、その命令を守って、主にすがり、心を尽くし、精神を尽くして、主に仕えなさい。」彼らは同胞たちから離れて行きますが、神様の契約から離れてはいけません。体は遠くにあっても、心は神様の近くになければなりません。神様の民は、どこにいても、契約の御言葉を通して、神様と正しい関係を結ぶことに、力を入れなければなりません。

祈り:主よ!私が最後まで責任を果たして、神様に称賛と祝福を受ける、美しい人生を生きるように、助けてください。

一言:責任を果たす



2013年 05月 22日 (水)

ヨシュア記22:10-34
神であるという証拠

 ヨルダン川の東側に帰って行った三部族が、ヨルダン川のほとりに大きな祭壇を築きました。ヨルダン川の西側の部族たちは、「彼らが主を離れ、ほかの神に仕えている」と考え、すぐに戦いの準備をしました。彼らはまず、ピネハスを送って、現状を調査しました。この問題が、それほどまでに、深刻な理由は信仰の共同体としての、進退にありました。ペオルの不義によって会衆にわざわいが降り注ぎ、アカンの罪によって、会衆に御怒りが注がれました。ヨルダン川の東側の部族たちが主から離れ、ほかの神に仕えているなら、全イスラエルがわざわいを受けることになります。イスラエルは、神様と契約を結んだいのちの共同体です。今まで共に戦って来た兄弟であっても、主から離れるなら、信仰の共同体にわざわいをもたらす敵になります。神様の民には、神様との契約が何より、貴いものです。神様との関係を、いのちのように守らなければなりません。
 ルベン族、ガド族、マナセの半部族が築いた祭壇は、異邦の神のための祭壇ではありませんでした。それは、後にヨルダン川の西側の部族が川の向こう側にある自分たちを、神様の民として認めないのではないか、と考え、同じ模型で作った証拠でした。結局、神様の契約の民としてアイデンティティを失わないために、祭壇を築いたのです。互いに、信仰のアイデンティティを守ろうとする純粋な心を確認すると、誤解が解けました。この出来事は、全てのイスラエルの喜びになりました。彼らは神様を賛美し、その祭壇を「主が神であるという証拠だ。」と呼びました。主を神様として仕えようとする心は美しいものです。このような心が神様の民を喜ばせます。

祈り:主よ!私たちが信仰のアイデンティティをいのちのように、大切に思う共同体になるように、助けてください。

一言:私たちは神様の契約の民


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