聖書別日ごとの糧   >>   ヨシュア記[2013]

2013年 05月 24日 (金)

ヨシュア記24:1-13
わたしがあなたがたを連れ出した

 ヨシュアはイスラエルの全部族を集めて、最後に主の御言葉を伝えました。その内容は、主がイスラエルを連れ出された歴史の教育です。イスラエルの先祖アブラハムが、川の向こう側で偶像に仕えていた時、主が彼を召され、カナンの地に導いてくださいました。ヤコブの子孫がエジプトに下って行き、奴隷になった時、主はモーセとアロンを遣わされ、エジプトに災いを下し、イスラエルを導き出されました。葦の海で、エジプトの戦車と騎兵が追撃した時、主は海に彼らを襲いかからせて、イスラエルを救ってくださいました。イスラエルが恵みを受けるだけのことをしたのではありません。ただ、神様が一方的な恵みによって、彼らを召され、救ってくださったのです。
 イスラエルが荒野を通った時、アモリ人が敵対して、戦いました。その時、主が彼らをイスラエルの手に渡されて、滅ぼされました。バラクがバラムを通して、イスラエルを呪おうとした時、主がそれを願われず、かえって、祝福されました。イスラエルが剣や弓で戦って、カナン人を追い出したのではありません。主が敵をその手に渡され、くまばちを送って、追い出したのです。主は、彼らが労しなかった地で、町とぶどう畑、オリーブ畑を得させました。イスラエルが今まで、生きて来たのは、全ての神様の恵みと祝福です。彼らがしたのは、何もありません。すべて、神様がされたことです。私たちは、ただ、神様の恵みによって、今日まで生きて来たのです。

祈り:主よ!私が主の恵みと祝福によって生きて来ました。神様が成し遂げられたことを覚え、いつも感謝するように、助けてください。

一言:神様がみな行なわれました



2013年 05月 25日 (土)

ヨシュア記24:14-28
シェケムでの契約

 神様の恵みと祝福を覚えるように助けたヨシュアは、イスラエルが誠実と真実をもって主に仕えるように、と命じました。ほかの神々を取り除いて、ただ、主にだけ仕えるという、信仰の決断を促しました。これは、妻が一人の夫だけを愛すると言う、愛の決断のようなものです。これは、愛の対象を選ぶ自発的な決断です。ヨシュアは、「あなたがたが仕えようと思うものを、きょう選ぶがよい」と言って、「私と私の家とは、主に仕える」という個人的な決断を明らかにしました。この世で、私の愛と決断を受けるにふさわしい唯一の方は、私を救ってくださったイエス・キリストだけです。
 民たちは答えました。「私たちが主を捨てて、ほかの神々に仕えるなど、絶対にそんなことはありません。」「私たちもまた、主に仕えます。主が私たちの神だからです。」ヨシュアは、イスラエルが聖なる神様に容易に仕えることのできないつみびとであることを、よく知っていました。しかし彼らを証人として、契約を立てました。イスラエルはふさわしくないのに、どのようにして神様と契約を結ぶことができるのでしょうか。それは、契約が神様の恵みに基づくものだから、です。ヨシュアはこの世を離れながら、神様とその民の間に、堅く契約を結ぶことを願いました。契約は、二人の間の、永遠な愛の約束です。私たちも、神様と永遠の契約を結んだ神様の民です。私たちは、契約を結ぶのにふさわしくありませんでしたが、イエス様の恵みによって、契約の民になりました。自分の心から異邦の神を捨てて、純粋に神様に仕える時、契約の民としての本当の祝福があります。

祈り:主よ!私を契約の民として立ててくださった恵みに感謝します。私が神様一人だけを愛するように、助けてください。

一言:いつまでも、主にだけ仕えます


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