2009年 12月 09日 (水)
勇士よ
Ⅰ.ミデヤンの圧制を受けるイスラエル(1-10)
イスラエル人はまた、主の目の前に悪を行なったことで、主は七年の間、彼らをミデヤン人の手に渡されました(1)。彼らはミデヤン人によって、山々にあるほら穴の中で生活しなければなりませんでした。イスラエル人が種を蒔くと、ミデヤン人がいなごのように襲いかかり、全てのものを奪って行きました。そのためイスラエル人は苦痛の中で神様に叫び求めました。
Ⅱ.勇士として召されたギデオン(11-16)
主の使いがヨアシュの子ギデオンに現れました。その時彼はミデヤン人からのがれて、酒ぶねの中で小麦を打っていました。主の使いがこのようなギデオンに現れて、驚くべきことを話しました。「勇士よ。主があなたといっしょにおられる。」(12)。神様は、ふさぎ込み心配しているギデオンに「勇士よ」と言われました。
しかしギデオンはこれを受け入れることができませんでした。神様はこのような彼に、弱い自分自身とつらい現実だけに目を向けずに、神様に頼り信仰によってイスラエルを救うように使命をくださいました(14)。そして必ず彼と共におられることを約束されました。神様は私たちが現実の問題に屈服して小市民的に生きる兵卒になることを願われません。信仰によって逆境を乗り越え、起き上がって新しい御業を創造する勇士になることを願われるのです。
祈り:主よ!小心で弱い私を勇士として召してくださり感謝します。神様の大きな御旨を受け入れ、信仰によって挑戦します。
一言:勇士よ
2009年 12月 10日 (木)
エルバアルと呼ばれたギデオン
Ⅰ.アドナイ・シャロム(17-24)
ギデオンは、神様に自分を召されたしるしを求めました。神様はご自分の使いを通して、ギデオンが持って来た贈り物を火で焼き尽くすことで、しるしを見せてくださいました。またこれを見て恐れるギデオンに「安心しなさい。恐れるな。あなたは死なない。」という御言葉で平安をくださいました(23)。ギデオンはこれを通して、神様が自分を召してくださったという確信を持つようになりました。彼は神様のためにそこに祭壇を築いて、その地を「アドナイ・シャロン」(主は平安)と名づけました。彼は神様が自分を召されたという確信を持つことで、心の平安を得ました。
Ⅱ.エルバアル(25-32)
神様は、ギデオンにまず言われた命令は、彼の父の家にあるバアルの祭壇を取りこわし、そのそばのアシェラ像を切り倒し、それを全焼のいけにえとしてささげよというものでした。これは当時の状況から考えると、大変難しいことでした。しかし彼は神様の御言葉に聞き従って、これを夜に行ないました。人々が朝起きて見ると、驚くべきことが起こっていました。人々はギデオンが犯人であることが分かると、捕らえて殺そうとしましたが、父親のヨアシュの知恵によって救いを得るようになりました。それでバアルは自分に敵対するものに何の罰も下すことができない虚しい偶像であることが明らかになったのです。
祈り:主よ!私に平安の神様を知るようにされ、この時代偶像を打ち壊す得るバアルになるように助けてください。
一言:偶像を打ち壊せ
2009年 12月 11日 (金)
主の霊におおわれたギデオン
Ⅰ.主の霊におおわれたギデオン(33-35)
ミデヤン人、アマレク人と東の人々がみな連合して、イスラエル人を攻撃しようとしました。その時主の霊がギデオンをおおいました。それでギデオンが角笛を吹き鳴らして民たちを招集しました。アビエゼル人とマナセ人、アシェル人、ゼブルン人、ナフタリ人がみな上って来てギデオンを受け入れました。
主の霊がおおう時、ギデオンのように弱い人が強く大胆な人に変わることができます。民も主の霊におおわれた指導者を受け入れ、従います。
Ⅱ.再びしるしを求めるギデオン(36-40)
ギデオンは、神様が再び自分をイスラエルを救う者として用いようとされる確かなしるしを求めました。最初のしるしは打ち場に刈り取った一頭分の羊の毛を置いた時、羊の毛の上にだけ露が降りていて、土全体がかわいていたら、次のしるしは、その反対に羊の毛だけがかわいていて、土全体には露がおりるようにしてください、というものです。
ギデオンは平凡に生きて来た自分が指導者として神様の救いの御業に用いられることが非常に恐ろしかったのです。彼は心に確信が生じるまで、二回もしるしを求めました。事実、神様を信じながらも、もう一度しるしを求めることは、神様を試みるようなものです(39)。しかし神様はこれをお許しになり、彼が望む通りにしるしを見せてくださいました。
祈り:主よ!弱く小心な私を霊的な指導者として召され、望みの中で育てられることを感謝します。私にも神の霊を注いでください。
一言:主の霊がおおえば
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