聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2010]

2010年 01月 04日 (月)

士師記14:1-9
獅子のからだの中から蜜を取ったサムソン

Ⅰ.ペリシテ人の女と結婚しようとしたサムソン(1-4)
 サムソンはティムナに下って行き、一人のペリシテ人の女を見て、妻にしようと、両親に許可を願いました。サムソンの両親は異邦人の女であることを理由に反対しました。しかしサムソンが強く願うと、それを許しました。サムソンがこのようにしたのには理由がありました。このペリシテ人の女と結婚し、機会を狙ってペリシテ人を打つためでした。これは主によるものでしたが、両親は知りませんでした(4)。サムソンの心の中には、イスラエルの敵であるペリシテ人を打とうとする聖なる願いが育っていました。
Ⅱ.獅子のからだから蜜を取ったサムソン(5-9)
 サムソンはティムナに下って行く途中、予想外に獅子に遭遇しました。その時サムソンは獅子を恐れることより、その獅子と戦いました。神様の霊が下ったサムソンはその獅子を素手で引き裂いて殺しました。サムソンが女を妻にしようと向かう途中、彼が殺した獅子のからだから蜜を発見しました。それでサムソンは蜜を取って食べ、両親にもあげました。
 私たちが神様の御業に仕えようとする時、サタンは絶えず敵対し妨害します(Ⅰペテ5:8)。私たちは御言葉と聖霊の力でサタンと戦って退けなければなりません。私たちが信仰を堅くしてサタンと戦う時、サタンは私たちを避けて逃げて行きます(ヤコ5:7)。私たちが聖霊の力でサタンの策略を打ち破り勝利する時、蜜を食べるような霊的な満足と喜びと達成感を味わうようになるのです。

祈り:主よ!サタンの全ての策略を打ち破る大胆な信仰と聖霊に満たされるように助けてください。

一言:獅子のからだから蜜を



2010年 01月 05日 (火)

士師記14:10-20
夫の敵になったサムソンの妻

Ⅰ.なぞをかけたサムソン(10-15)
 サムソンは新婦の家で自分の父親のために祝宴を催しました。そこにペリシテ人たちが三十人の客を連れて来て、サムソンにつき添いました。サムソンは彼らに勇士のなぞをかけました。「食らうものから食べ物が出、強いものから甘い物が出た。」
 彼らは勇士ではなかったので、その答えを知ることができませんでした。しかし自分たちの弱さを認めたくありませんでした。彼らはサムソンの妻、弱い女を脅かして答えを知ろうとしました。彼らは内側では卑怯者でありながら、外側では強がりました。
Ⅱ.脅しに負けたサムソンの妻(16-20)
 若者たちの脅しを受けた妻はサムソンの愛を武器にして泣きすがりました。不信者である妻は同族の側に立って、夫の敵となりました。そしてサムソンは強い者でしたが、女の涙には弱く答えを言ってしまいました。サムソンが本当に強い者になるためには、不信者の女の涙に倒れてはいけなかったのです。
 ペリシテ人たちが妻を利用したことを、サムソンが知った時、主の霊が激しく下り、彼はアシュケロンにまで下って行き、そこの住民三十人を打ち殺して、その晴れ着をなぞを明かした者たちに与えました。妻は他の人の妻となりました。

祈り:主よ!神様の人が不信者を妻にしないようにしてください。不信者の女の涙に倒れないようにしてください。

一言:本当に強い者


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