Ⅰ．超人的な力を持ったサムソン(1-3)
　サムソンはガザで一人の遊女を見つけ、彼女のところに入って行きました。それでガザ人が彼を取り囲み、町の中で一晩中、彼を待ち伏せしました。夜が明けると、彼を殺そうとしました。ところがサムソンは真夜中に起き上がり、町の門のとびらと、二本の門柱をつかんで、かんぬきごと引き抜き、それを肩にかついで、山の頂へ運んで行きました。
　その力は超人的です。普通の人は体一つで山に上ることも辛いのに、彼は門のとびらをかついで山に上りました。ペリシテ人たちはそんな彼に勝つことができません。しかし彼らはじっとしていませんでした。
Ⅱ．その力を失ったサムソン(4-22)
　ペリシテ人たちはサムソンの力のみなもとを知ろうとし、前回と同様に女を利用しました。遊女デリラはお金に誘惑され、サムソンをだまして力のみなもとを知ろうとしました。女に弱いサムソンは今度も秘密を話してしまいました。
　結局サムソンは力のみなもとの髪の毛をそり落とされ、力を失いました。敵に勝てず、ついに捕まってしまいました。彼は目をえぐり出され、青銅の足かせをかけられました。彼は女の選択を誤ったため滅びました。指導者は本当に遊女に警戒しなければなりません。女性問題ではきよくなければなりません。

祈り：主よ！神様の人が女を退け、信仰の女を貴く思うことで、むしろ力を得るように助けてください。

一言：遊女を遠ざけよ

Ⅰ．見世物にされたサムソン(23-25)
　ペリシテ人の領主たちはサムソンを捕まえられたのは、自分たちの神ダゴンのお陰だと言いながら、ダゴンに盛大ないけにえをささげて楽しみました。民たちも自分たちの神をほめたたえ、彼らの心が陽気になったとき、サムソンを連れて来て彼らの前で見世物にしました。
　勇士サムソンは屈辱的な羞恥を受けました。これはサムソンとしては絶えがたいことです。しかし彼はこの羞恥を受けることを通して、以前の自分の罪を悔い改めて、新しい心を持ったことでしょう。羞恥は辛いですが、神様の霊的な訓練であったことに間違いありません。
Ⅱ．主に呼ばわるサムソン(26-31)
　羞恥の中で、サムソンは怒りと恥ずかしさでそのたましいが破壊されることより、神様を仰ぎ見ました。神様に呼ばわりました。それは心の底から出て来る訴えでした。彼は自分の目をえぐった敵に報復しようとしました。彼は報復者としての自分の使命に最後まで忠実でした。
　神様は彼の祈りを聞かれ、彼に力をくださり柱を引き抜けるようにされました。サムソンも死にましたが、彼が死ぬ時に殺したペリシテ人は生前に殺した数より多かったのです。彼は死で自分の使命を成し遂げた偉大な使命人であり、神様を信じて祈る信仰の勇士でした。

祈り：主よ！私たちが敗北に屈せずに、最後まで神様を信じ、祈り、忠実であることを祈ります。助けてください。

一言：最後まで