聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2017]

2017年 11月 11日 (土)

士師記8:1-21(3)
あなたがたに比べたら私に何ができたのでしょう

 ギデオンは、謙遜に彼らの功績を認めてあげました。「エフライムの取り残した実のほうが、アビエゼルのぶどうの収穫よりもよかった」と言って、エフライムが最後にやったことは、自分が始めからやってきたこととは比べものにならないほど素晴らしいと相手の手柄を称えました。これでエフライム人の怒りは和らぎました。柔らかな答えは憤りを静めますが、激しいことばは怒りを引き起こします(箴言15:1)。ギデオンは、リーダーとして尊ばれ、敬われる立場になった時にも、謙遜に対応し、一部族でも分裂することがないようにして、神様が与えてくださった救いの恵みをよく担いました。
 それから、ギデオンと三百人の勇士たちはミデヤン人の王ゼバブとツァルムナを追撃しました。食糧が足りなくなった時、スコテとペヌエル人に頼みましたが断られました。神様の御業であることを認めない、無関心な彼らに対して、ギデオンは裁きを予告しました。ついに、神様はギデオンに大勝利を与えてくださり、スコテとペヌエルには厳しい処罰が下されました。

適用:文句を言う人に対しても謙遜に対応していますか

一言:彼らの怒りは和らいだ



2017年 11月 12日 (日)

士師記8:22-35(23)
主があなたがたを治められます

 人は、大きな栄光と誉を得ると、分別を失いがちです。けれども、真の英雄はどんな場合でも越えてはいけない線を守ります。もっとも臆病で欠点だらけの人を立たせて、さばきつかさにしたのは神様です。神様はその権威によって、また別の人を起こして治められます。私たちは、ただ主に任されたことをやるまでです。戦いに勝利しただけでなく、人々の要求に対しても、揺れることなく勝利したギデオンは、真の英雄です。
 しかし、そんな彼も完璧ではありませんでした。勝利を記念する目的で、民からもらった金でエポデを作りました。それが神様を覚える記念になればよかったのですが、偶像崇拝への落とし穴になってしまいました。彼はまた、大勢の妻と七十人の息子を持ったことによって分裂の余地を残してしまいました。

適用:自分が治めようとしていませんか

一言:主が治められます


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