聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2017]

2017年 11月 13日 (月)

士師記9:1-21(9)
木々の上にそよぐことをしない

 ヨタムはゲリジム山の頂上に立って、アビメレクが王になったことがいかに間違ったことであり、彼を王に立てたことがいかに罪なのかを「木々の喩え」をもってシェケムの人々に叫んで言います。木々がオリーブの木に自分たちの王になってほしいと申し入れたところ、オリーブの木は油を捨て置いて、木々の上にそよぐことはしないと断りました。いちじくの木も良い実を捨て置いて木々の上にそよぐことはしないと断りました。ぶどうの木も新しいぶどう酒を捨て置いて木々の上にそよぐことはしないと断りました。ところが、木々を覆うなど何の役にも立たないいばらだけは王になると言いました。やがて、木々はいばらから出る火に焼き尽くされます。自分から王になりたいと思ってなれるものではありません。側近の人を王にまつり上げたところで、自分の利益につながる訳でもありません。シェケムの人々は、ギデオンやその前のさばきつかさの時代にもしなかった、神様の権威と恵みに背く罪を犯す事をしたのです。結局のところ、彼らは神様に罰せられるようになります。

適用:自分の限度を越えていませんか

一言:木々の上にそよぐことをしない



2017年 11月 14日 (火)

士師記9:22-57(56、57)
神様は報いられた

 アビメレクはさらに、テベツの町を攻め取りましたが、町に逃げた人たちがやぐらに立てこもりました。その時、ひとりの女がアビメレクの頭にひき臼の上石を投げつけて彼の頭蓋骨を砕きました。イスラエル人は、アビメレクが死んだのを見て、一人ひとり自分のところに帰りました。こうして神様はシェケムの人々とアビメレクの悪を報いられました。
 士師も王も神様が立てるものです。自分で王になろうとしたアブシャロムもアドニヤも悲惨な死を遂げました。いくら優れた人であっても、神様が立ててくださらない限り立つことは出来ません。神様は、「神様だけが真の王である」ことをどの時代においても示されます。神様に背く人は、しばらくは栄えても、結局のところ滅びます。

適用:心高ぶっていませんか

一言:悪を報いる神様


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