聖書別日ごとの糧   >>   士師記[2017]

2017年 11月 23日 (木)

士師記16:1-17(17)
髪の毛がそり落とされたら、力は私から去り

 ナジル人は神様が区別された人として、髪の毛をそり落としません。サムソンが髪をそらないのは、ナジル人としての身分をわきまえ、神様との関係を保っていることを意味します。つまり、サムソンのとてつもない力の秘訣は神様との関係そのものにあったのです。しかし、髪の毛をそり落とすことは、神様との関係も切ってしまうことにもなります。そうすれば、今までのような力を失ってしまうことになるのです。神様が選ばれた人にあるその能力や力は、神様との関係から与えられるものです。ナジル人として、神様との関係を大事にしていたサムソンが力を受けていたように、祭司の民として選ばれた私たちも、神様との関係を大事にすること、それが世に勝つ力を受けることになってくるのです。その力は神の民を虐げる者たちを退けることが出来るものです。でも、神様との関係が壊れるのなら、すべての力は失うしかないのです。

適用:私の力はどこからくるのでしょうか

一言:神様との関係



2017年 11月 24日 (金)

士師記16:18-31(28)
主よ、私を強めてください

 力を失って、ようやく、サムソンは自分の力の源が神様にあったと気づいたのです。それは、彼の人生の中で一番惨めな時でしたが、その中にあってサムソンは謙遜に、熱心に祈りを捧げました。彼の祈りを神様は聞かれ、もう一度力を与えて下さいました。そして今まで彼がしてきたことよりも、ずっと大きなことができたのです。私たちの命と力、その源は神様にあります。この事実に気づき、謙遜に祈り求めるのなら、主は私たちの必要をあふれるばかりに備えてくださいます。私が到底出来そうにないことも、神様が力を与えて下されば、更に大きなこともできるのです。

適用:絶望的な時、自暴自棄になっていませんか

一言:主を呼び求めよ


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